平成24年3月30日
今般、国土交通省自動車局に設置した「自動車運送事業に係る交通事故要因分析検討会」(座長:堀野定雄 神奈川大学工学研究所客員教授)において、平成23年度の報告書をとりまとめましたのでお知らせします。
平成23年度検討会においては、事業用トラック事故件数のうち、約半数が追突事故により占められている状況を鑑み、トラック追突事故の課題と対策について集中的に分析しました。
この分析では、わき見運転や反応の遅れなど運転者面の直接の要因だけでなく、その背景に潜む運行管理面の要因にさかのぼり、追突事故防止に効果的と思われる対策を選定しました。
これにより、経営トップ、現場管理者、運転者それぞれの役割に応じ、トラック追突事故防止のための「指針」及び「マニュアル」を作成しました。
本報告書については、運送事業者における事故防止の取り組みに活用していただけるよう周知していくこととしています。
○報告書
・[第1分冊]事業用自動車の交通事故の傾向分析
・[第2分冊]トラックの追突事故を防止するための課題整理と対策検討
別冊1:経営トップ向け指針
別冊2:現場管理者向けマニュアル
別冊3:運転者向けマニュアル など
・[第3分冊]社会的影響の大きい重大事故の要因分析