報道・広報

有限会社陸援隊に対する4年前の監査において違反を見落としていたとの報道について

平成24年7月23日

関越道の高速ツアーバス事故で、バス運転手に名義を貸したなどとして事業許可を取り消された千葉県のバス会社「陸援隊」が、4年前にも名義貸しに関わる違反をしていたのに、国土交通省が当時、行った監査では見落とされていたとの報道がありましたが、事実関係は下記のとおりですのでお知らせします。
 

                                      記
 

1.有限会社陸援隊(以下「陸援隊」という。)については、今回の事故発生を受けて4月30日以降3度に渡り監査を行ったが、河野化山運転者に対する名義貸しの違反を確認したものの、それ以外の者に対する名義貸しの違反は確認されておらず、4年前に名義貸しを行っていた事実は確認されていない。
 

2.一方、同監査においては、陸援隊が使用者となっている一部の車両を実際には都内の別のバス事業者が使用していることが確認されたため、保有車両数に係る事業計画の変更届出違反として、既に陸援隊に対する処分を行ったところである。
 

3.なお、当該バス事業者は、貸切バスの事業の許可を有している者であることから、本件については道路運送法で禁止されている貸切バス事業の許可を受けていない者に対する名義貸しには該当しない。
 

4.また、今回の陸援隊への監査結果を踏まえ、5月10日、当該バス事業者に対する監査を実施し、これまでに陸援隊が使用者となっている車両の一部を使用していたことを確認しており、事業計画の変更届出違反等について今後さらに精査の上、当該バス事業者を処分する予定である。
 

お問い合わせ先

国土交通省自動車局安全政策課 谷川、御代田
TEL:(03)5253-8111 (内線41602、41633) 直通 (03)5253-8566
国土交通省自動車局旅客課 谷口、川村
TEL:(03)5253-8111 (内線41251、41272) 直通 (03)5253-8572

ページの先頭に戻る