報道・広報

平成23年度乗合バス事業の収支状況について
(調査対象事業者は、保有車両数30両以上の260者)

平成24年9月28日

【全事業者】
○収   入 : 輸送人員は引き続き減少傾向にあり、前年度と比較して0.1%減少したものの、収入は前年度と比較して0.1%の増加。
○支   出 : 人件費の抑制が行われたものの軽油価格の上昇(燃料油脂費の原価に占める割合は、前年度の8.3%から9.2%に増加)等により、前年度と比較して0.3%の増加。
○経常収支率 : 前年度から0.2%下がり93.2%。

1.事業主体別の収支状況等について

●民営バスの経常収支率は、収入の増加が支出の増加よりも大きく、前年度に比べ上昇。

●公営バスの経常収支率は、収入の減少及び支出の増加により、前年度に比べ下降。

(1)民営バス
   ・収入については、輸送人員が対前年度比0.1%の増加となり、対前年度比0.6%の増加となった。
   ・支出については、燃料油脂費が対前年度比10.1%の増加、原価の56.7%を占める人件費が対前年度比0.1%の減少となり、対前年度比0.3%の増加となった。
   ・経常収支率は、輸送人員の増加等により、前年度より0.3%増加して95.6%となった。

(2)公営バス
   ・収入については、輸送人員が対前年度比0.5%の減少となり、対前年度比1.9%の減少となった。
   ・支出については、燃料油脂費が対前年度比12.2%の増加、原価の57.0%を占める人件費が対前年度比0.8%の減少となり、対前年度比0.4%の増加となった。
   ・経常収支率は、輸送人員の減少等により、前年度より2.0%減少して85.5%となった。

2.大都市部※ とその他地域について

●大都市部の経常収支率は、収入の増加が支出の増加よりも小さく、前年度に比べ下降。

●その他地域の経常収支率は、収入の減少が支出の減少よりも大きく、前年度に比べ下降。

(1)大都市部
    ・収入については、輸送人員が対前年度比0.8%の増加となり、対前年度比0.4%の増加となった。
    ・支出については、燃料油脂費が対前年度比11.1%の増加、原価の56.4%を占める人件費が対前年度比0.5%の増加となり、対前年度比0.6%の増加となった。
    ・経常収支率は、軽油価格の上昇等により、前年度より0.2%減少して97.4%となった。

※ 大都市部(三大都市圏)とは、千葉、武相(東京三多摩地区、埼玉県及び神奈川県)、京浜(東京特別区、三鷹市、武蔵野市、調布市、狛江市、横浜市及び川崎市)、東海(愛知県、三重県及び岐阜県)、京阪神(大阪府、京都府(京都市を含む大阪府に隣接する地域)及び兵庫県(神戸市及び明石市を含む大阪府に隣接する地域))ブロックの集計値。

(2)その他地域
    ・収入については、輸送人員が対前年度比1.6%の減少となり、対前年度比0.5%の減少となった。
    ・支出については、燃料油脂費が対前年度比9.9%の増加、原価の57.2%を占める人件費が対前年度比1.4%の減少となり、対前年度比0.1%の減少となった。
    ・経常収支率は、軽油価格の上昇等により、前年度より0.4%減少して87.3%となった。

お問い合わせ先

国土交通省自動車局旅客課 高橋、山本
TEL:(03)5253-8111 (内線41232、41233) 直通 03-5253-8571 FAX:03-5252-1636

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