報道・広報

第13回アジア官民会議の開催(結果報告)

平成20年12月11日

 自動車基準認証国際化研究センター(JASIC)は、タイ王国運輸省との共催により、「自動車に係る基準の国際調和及び認証の相互承認を目指した第13回官民会議」を11月26、27日の2日間、タイ王国・チェンマイで開催しました。

 同会議においては、第13回から第15回を第5シリーズとして、このシリーズのテーマ「国連の枠組みにおける車両認証の相互承認に向けた各国認証制度の整備」に関して、各国の自動車及び自動車の部品・装置の相互承認に係る国連の協定(1958年協定)への加入及び協定に基づく規則(協定規則)の採用に向けた取り組みや問題点などについて、各国から報告が行われるとともに、意見交換が行われました。
 具体的には、既に1958年協定に加入しているマレーシアやタイからは、協定規則の採用に関して、技術的能力の不足や、国内制度の変更が困難なことなどが主な障害として挙げられました。1958年協定加入に関しては、ベトナムが2010年の加入に向けて具体的に作業を始めたことや、インドネシアやフィリピンにおいては、加入のための政府の検討チームを編成したことなどが報告されました。これらのいずれについても、1958年協定及び協定規則に係る理解の促進が不可欠であることから、要望国からの依頼により日本から専門家を講師として派遣して開催される「専門家会議」などによる具体的支援の重要性が認識されました。
 次回の官民会議は、ベトナム政府の意向により、2010年の1958年協定加入に向けたセレモニーという意味も含め、2009年11月にベトナムで開催することになりました。

 なお、会議の詳細については、別紙のとおりです。

添付資料

第13回アジア官民会議(概要)(PDF形式:55KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省自動車交通局技術安全部技術企画課 
TEL:(03)5253-8111 (内線42258、42253)

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