平成28年5月27日
平成27年度に試験を実施した車種・製品の安全性能評価の結果がまとまりましたので公表いたします。
評価の結果については、衝突安全性能評価は資料1、予防安全性能評価は資料2、チャイルドシートアセスメントは資料3をご覧下さい。
国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)では、自動車ユーザーがより安全な自動車等を選択できるようにするとともに、自動車メーカー等に対してより安全な製品の開発を促すことを目的に、自動車アセスメント事業を実施しています。
【概要】
1.衝突安全性能評価(衝突時の乗員や歩行者の安全性を評価)
(対象車種)
・軽自動車(4車種)、乗用車(4車種)、電気自動車等(3車種)の計11車種について試験を実施。
(試験結果)
・平成23年度から実施している乗員保護と歩行者保護を含めた自動車の総合的な安全性能評価である「新・安全性能総合評価」について、
5車種が最高の5★を獲得(平成26年度は10車種、平成25年度は7車種が5★を獲得)。
・5★獲得車両は、トヨタ「シエンタ(SCA付)」、ホンダ「シャトル」「ジェイド」「ステップワゴン」、マツダ「CX-3」。
・5★獲得車両の中でも、総合点でマツダ「CX-3」が最高得点を獲得。
2.予防安全性能評価(いわゆる自動ブレーキのような事故を未然に防ぐ技術を評価)
(対象車種)
・軽自動車(11車種)、乗用車(19車種)、電気自動車等(13車種)の計43車種について試験を実施。
(試験結果)
・いずれの車種においても、一定レベル以上の性能を持っていることが確認されたが、下記15車種について最高得点を獲得。
スズキ/マツダ「ハスラー/フレアクロスオーバー」、スバル「インプレッサ」「フォレスター」「レヴォーグ/WRX」「レガシィ」、
トヨタ「カローラ アクシオ/カローラ フィールダー」「シエンタ」「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」「プリウス」「ランドクルーザー」、
ホンダ「ジェイド」「ステップワゴン」、レクサス「GS」「LX」「RX」)
3.チャイルドシートアセスメント(前面衝突時のチャイルドシートの安全性等を評価)
(対象製品)
・乳児・幼児兼用チャイルドシート3製品、幼児専用チャイルドシート3製品を選び、前面衝突試験と使用性評価試験の2種類の試験を実施。
(試験結果)
・前面衝突試験で高い評価を得たものは、リーマン「ネディアップ」。
・使用性評価試験で高い評価を得たものは、カーメイト「エールベベ・クルット3i」。
※評価結果の詳細については、以下のホームページの「資料ダウンロード」にて ご覧いただけますのでご参照ください。
独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)
http://www.nasva.go.jp/mamoru/index.html
※また、アセスメントに関するパンフレットを地方運輸局、運輸支局等と(独)自動車事故対策機構(NASVA)にて配付しておりますので、
下記までお問い合わせください。
報道発表資料(PDF形式)
資料1_平成27年度衝突安全性能評価結果(PDF形式)
資料2_平成27年度予防安全性能評価結果(PDF形式)
資料3_平成27年度チャイルドシートアセスメント結果(PDF形式)
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