平成22年中の大型車のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故は24件<速報>
平成23年1月14日
前年比11件増加! 2,3月に多発! 積雪地域の発生率が高い!
今般、平成22年中の大型車(車両総重量8トン以上又は乗車定員30人以上のトラック、バス等)のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故の発生状況(速報)がまとまりましたので公表します。(別紙1参照)
車輪脱落事故は近年減少傾向にありましたが、平成22年に発生した事故は24件あり、平成21年に比べ11件増加しています。
平成11年から平成22年に発生した事故は341件あり、2月に59件、3月に51件と特に2,3月の冬から初春の時期に発生が集中しています。
また、地域別に見ると積雪地域の発生率が高い傾向が見られます。
大型車のホイール・ボルト折損による車輪脱落事故については、一度発生するとその影響は甚大なものとなります。
そのため、大型車の使用者は、日常点検においてホイール・ナットの脱落・緩みやホイール・ボルトの折損等の異常の有無を重点的に点検してください。(詳しい点検整備の実施方法は別紙2をご覧ください。)
- ホイール・ボルト折損の主な原因は、(1)ホイール・ボルトの締付力不足、(2)ホイール・ボルトの誤組(スチールホイールにアルミホイール用のボルトを使用する等)、(3)ホイール・ボルトの過締めと推定されています。
- 2,3月に発生が多くなる原因の1つとして、例年10月から12月にかけて夏用タイヤから冬用タイヤに交換する際に締結不良(締付力不足、誤組、過締等)があり、ボルトの疲労破壊が進行して数ヶ月後に集中的に折損し、車輪の脱落が発生することが考えられます。
別紙1(PDF形式:72KB)
別紙2(PDF形式:451KB)
お問い合わせ先
- 国土交通省自動車交通局技術安全部整備課 岩田、奥
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TEL:(03)5253-8111
(内線42412)