報道・広報

「自動車整備技術の高度化検討会」のとりまとめについて
~整備技術の高度化に向けた環境整備と人材育成の方向性~

平成25年9月10日

 近年、自動車の安全・環境性能の向上に伴い、電子制御による新技術の利用が広まっております。この優れた性能を維持するためには、適切な点検整備を行うことが重要であり、故障を診断し必要な整備が効果的に行える汎用型のスキャンツール(※1)の普及整備要員の技能向上等の人材育成が求められています。         
 ※1 スキャンツールとは、自動車の装置の作動状態を外部接続して診断する「外部故障診断装置」をいいます。
 
 このため、国土交通省では、平成23年8月より、「自動車整備技術の高度化検討会(座長:須田義大 東京大学先進モビリティー研究センター長・教授)」を開催しました。平成24年7月にスキャンツールの標準仕様等の中間とりまとめを行い、引き続き整備現場におけるIT化、ネットワーク化の推進や一級整備士の役割等について検討を進めてきました。
 
 今般、検討の結果、整備技術の高度化に向けた環境整備や人材育成の方向性等を報告書として取りまとめましたのでお知らせします。
 
〈報告書のポイント〉
[1] 自動車整備業界におけるネットワークの中で既に活用が進んでいるFAINES(自動車整備情報システム)(※2)を活用し、スキャンツールと連携して、あらゆる車両の点検整備を的確に行うことができるシステムを構築していきます。
 ※2 FAINESとは、一般社団法人日本自動車整備振興会連合会が運用するインターネットを活用した自動車整備のための情報検索システムをいい、整備マニュアルや故障整備事例等がデータベース化されています。
 
[2] 一級整備士資格取得の優位性を図るため、指定整備工場において選任が義務付けられている自動車検査員の資格取得に際して、整備主任者実務経験、自動車検査員教習の実施方法等の見直しを検討します
 
なお、報告書については、国土交通省ホームページに公表しています。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr9_000009.html

お問い合わせ先

国土交通省自動車局整備課 山中・木戸
TEL:(03)5253-8111 (内線42414) 直通 (03)5253-8599  FAX:(03)5253-1639

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