平成24年3月30日

　東日本大震災により被災した多くの小型FRP漁船については、代替船の早期の供給が求められており、被災地域の造船所においても、一層の供給能力の向上を図ることが必要となっています。
　このため、国土交通省では、下記のとおり北海道・東北地域の4ヶ所で被災地造船所の従業員の方々を対象として、効率的でかつ、高い構造強度をもつFRP漁船の製造方法に関する技能講習会及び実技講習会を実施しました。
　これら技能講習会及び実技講習会には、被災地域の8造船所からのべ338名の技能者の方が参加され、新たなFRP船建造技能を修取されました。これらの講習等により被災地における漁船の供給能力が一層向上することが期待されます。
　なお、当該事業は、平成23年度3次補正予算の枠組みで、（社）日本舟艇工業会、ヤマハ発動機（株）及びヤンマー舶用システム（株）が受託者として共同で実施しました。