平成28年3月29日
我が国国土交通省海事局及び韓国海洋水産部海運物流局は、平成28年3月24日(木)東京において「第4回日韓海運協議」を開催しました。
本協議は、日韓海事当局との間で、日韓両国の海事関係者が関心のある海事政策に関する事項について情報及び意見の交換を行うことを目的として、
平成24年度から開催されているものです。
本協議では、主要海運・造船国である日韓両国が、アジア地域・世界における海事分野での政策連携を強化し、特に海洋環境の保全について協調していくことで一致しました。
平成28年3月24日(木)14:00~17:45
国土交通省(中央合同庁舎2号館16階国際会議室)
(日本側)坂下 広朗 国土交通省海事局長 ほか
(韓国側)パク・ギョンチョル 海洋水産部海運物流局長 ほか
(1)国際海事機関(IMO)での協力
IMOにおいて、新事務局長イム・ギテク氏体制の下、国際海事社会に資するよう両国でIMOにおける議論をリードしていくことに合意しました。特に環境分野では、国際海運に係る温室効果ガス削減対策として検討されている燃費報告制度※1について、IMOにおいて日韓で協力して議論を進めることで一致しました。
※1 全世界の一定の大きさ以上の船舶に燃料消費量などの航海データを報告させる制度。
(2)日韓旅客定期航路
今後も両国で日韓旅客航路活性化に向けて取り組んでいくことを確認しました。また、船舶バラスト水規制管理条約※2の発効に備えて、両国の関係事業者が早期に対策に着手できるよう二国間の取組みについて実務者協議で結論を出す方向で決定しました。
※2 有害な水生生物及び病原体の移動による環境等への悪影響を防ぐため、船舶から排出されるバラスト水及び沈殿物の規制及び管理について定めた条約。
(3)その他
来年は韓国で開催し、本協議を継続していくことで合意しました。
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