令和元年6月6日
6月4日(火)からノルウェー・オスロで開催中の国際海事展「ノルシッピング2019」(※)に合わせて篠原国土交通審議官がノルウェーを訪問し、海事政策当局と両国間の海事分野の協力関係について議論し、今後さらに協力を深めていくことで一致しました。 また、篠原国土交通審議官は、ノルウェー政府主催の「海事ハイレベル会合」において「持続可能な海洋ビジネスの推進」をテーマにスピーチを行うとともに、展示会場のオープニングに際して日本パビリオンのテープカットを行いました。 |
6月4日、篠原国土交通審議官がノルウェーを訪問し、ホルテ・ノルウェー王国外務副大臣との二国間ハイレベル会談を行いました。この会談は2011年に両国間で締結された「日ノルウェーの海事分野における協力覚書」のフォローアップの一環として行ったもので、今回の訪問は4回目となります。会談では両国の海洋政策について意見交換を行い、我が国の海事政策であるi-Shippingやj-Ocean(※)の紹介を行うとともに、造船・海運市場における市場歪曲の問題点、温室効果ガス(GHG)削減の推進のために我が国提案の燃費規制(EEXI規制)への支持を拡大していくこと、シップリサイクル等の環境問題等、海事分野における諸課題への対応にむけた両国の協力について議論を行い、国際海事分野における両国の海事当局間の連携をさらに深めていくことで一致しました。
(※)i-Shippingは船舶の開発・建造から運航の全てのフェーズにICTを取り入れ生産性向上を目指す政策。j-Oceanは海洋開発分野の設計・建造から操業に至る幅広い分野での技術力の向上を目指す政策。
ノルシッピングの開会に先立ち、6月3日、主要参加国政府やノルウェーの海事関連企業の経営者が参加した「海事ハイレベル会合」が開催されました。同会合では、「持続可能な海洋ビジネスの推進」をテーマに議論が行われ、篠原国土交通審議官が、国際海事機関(IMO)のGHG削減戦略の推進、シップリサイクル条約の早期発効、持続可能の基盤である国際造船市場の公正な競争環境の確保、自動運航船等のイノベーション促進等について重要性を訴えるとともに、我が国が国際的に積極的に貢献していく旨を述べました。
ノルシッピングでは、日本の造船・舶用工業事業者が共同で日本パビリオンを設置し、日本の最新の技術力をアピールしました。6月4日のノルシッピングのオープニングに合わせて行われた日本パビリオンの開所式では、篠原国土交通審議官、田内駐ノルウェー日本大使、加藤日本船舶輸出組合理事長、山田日本舶用工業会会長、冨士原日本海事協会会長によるテープカットが行われました。
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