報道・広報

第2回「フェリー大傾斜事故防止対策検討委員会」の議事概要について

平成22年7月16日

1.日時

平成22年7月9日(金) 14:00~16:50

2.場所

中央合同庁舎2号館16階 国土交通省運輸安全会議室

3.出席者

<委員>矢吹委員(座長)、梅田委員、川村委員、田村委員、雨宮委員、稲垣委員、中田委員、小島(茂)委員、溝上委員、小島(繁)委員
<海事局>森技術審議官、坂下安全環境政策課長、嘉村企画調査室長、西村運航労務課長、久保田安全基準課長  (事務局:安全環境政策課)
(所属等は別紙参照)

4.議事概要

(1)フェリー等における貨物の積付けについて
・ 事務局より、現在、フェリー等で行われている貨物の積付け作業の流れ等について説明がなされた。

(2)フェリー等における操船ついて
・ 事務局より、フェリー等における追い波による大傾斜事例や、現在行われている操船のポイントについて説明がなされた。また、今後の検討事項として、追い波中の復原力低下現象等を対象に、[1]船体大傾斜が発生しうる要因と当該要因の下での船体傾斜角の推定、[2]操船上の措置による傾斜角の低減効果の評価、[3]操船上の措置を講じたとしても発生しうる傾斜角度(貨物の固縛方法を検討する上で前提とすべき傾斜角度)の評価、の3点について、船体運動計算等の解析を進める提案がなされ、了承された。
・ 委員より、追い波中における復原力減少のメカニズムや、現在IMOで審議されている復原性基準の動向等について紹介がなされた。

(3)フェリー等における貨物の固縛について
・ 事務局より、現在、フェリー等で実施されている貨物固縛の考え方等について説明がなされた。また、今後の検討事項として、[1]コンテナの固縛方法・強度評価方法、[2]車輌・シャーシの固縛の強度評価方法、[3]その他固縛の強度に悪影響を与える事例、の3点について検討を進めること、また、今般と同種の事故を防止する観点からいずれの措置が優先されるべきかについても併せて検討を進めることが提案され、了承された。

(4) その他
・ 事務局より、フェリー等の車輌甲板に直積みされるコンテナの固縛方法の有効性評価に資するため、コンテナの摩擦係数計測を行う提案がなされ、了承された。
・ 次回会合は、9月9日(木)14:00から開催することとされた。

添付資料

別紙(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省海事局安全・環境政策課 大西、先光
TEL:(03)5253-8111 (内線43‐533、43-545) 直通 03‐5253‐8631

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