平成22年3月29日
1.温室効果ガス(GHG)関係
・新造船の燃費性能をインデックス化する「エネルギー効率設計指標(EEDI)」、既存船の効率的な運航を促す「船舶エネルギー効率管理計画(SEEMP)」の強制化について、我が国が提案したMARPOL(海洋汚染防止条約)附属書6)の改正案が支持され、条約条文等の検討を開始。当該条約改正案については、最短でMEPC62(2011年7月)において採択される可能性がある。
・燃料油課金・排出量取引等の経済的手法(MBI)について、それぞれの手法について、実施可能性、海運への影響評価を行うための専門家会合の設置を合意。
2.シップリサイクル(船舶の解撤)
・2009年5月に採択した「シップリサイクル条約」の実施に必要な各種ガイドラインを審議。「船舶リサイクル施設に関するガイドライン」の骨子を合意。
3.バラスト水管理規制条約関係
・JFEエンジニアリング(株)が開発したバラスト水処理装置「JFE Ballast Ace」がMEPCの最終承認を取得。
4.条約改正の採択 ECA(NOx、SOx、PM放出規制海域)等
・米国、カナダの沿岸200海里を、NOx排出量及び使用燃料油の硫黄分を厳しく規制する海域として指定するMARPOL条約附属書6)の改正案を採択。
・南極海域において、ばら積み貨物・燃料油として重質油の輸送を禁止するMARPOL附属書1)改正案を採択。
報道発表資料(PDF形式:290KB)