報道・広報

更なる内航海運の省エネルギー化に向けて3件の実証事業を採択しました

令和5年3月9日

 国土交通省及び経済産業省は、令和5年度「AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金(内航船の革新的運航効率化実証事業)」の公募を実施し、外部有識者からなる審査委員会の審査を経て、新たに3件の事業を採択しました。

○ 国土交通省及び経済産業省は、令和5年1月31日から2月20日にかけて、「AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金(内航船の革新的運航効率化実証事業)」※1の公募を実施しました。
 
○ 今般、外部有識者により構成された審査委員会において、事業者より応募のあった提案について審査を行った結果、令和5年度以降に実施する「内航船の革新的運航効率化実証事業」として、新たに3件の事業を採択しました※2。(別紙:新規採択事業一覧)
 
○ この事業による実証の結果については、省エネ・省CO2排出技術の効果を「見える化」する内航船省エネルギー格付制度の活用等により周知を図り、内航海運の更なる省エネ化を促進していきます。
 
○ また、本年夏頃に、2次公募(予算額13億円程度)の実施を予定しております※3。本補助金の活用をご検討の場合は、前広にご相談ください。
 
※1 内航海運の省エネルギー化を推進するため、ハード対策(省エネ船型、高効率プロペラ等)とソフト対策(運航計画・配船計画の最適化等)の組合せによる船舶の省エネルギー効果の実証事業を実施する事業者に対し、事業実施に必要な設備費、設計・工費及び検証等費の一部を補助(補助率1/2以内)。 
 
※2 本採択は、令和5年度予算成立後、速やかに事業を開始できるようにするため、予算成立前に行ったものです。補助対象者の決定や予算の執行は、令和5年度予算の成立が前提であり、今後、内容等が変更になる可能性があります。
 
※3 2次公募の実施については、令和5年度予算の成立が前提であり、今後、内容等が変更になる可能性があります。

新規採択事業一覧

<新規採択事業[1]>

事業者名  井本船舶株式会社・井本商運株式会社
事業名称 翼型船体形状による省エネ実証事業
事業概要 風圧抵抗の少ない翼型船体形状、最新航海支援システムの採用により、省エネ運航を実現する。

<新規採択事業[2]>
事業者名   株式会社シーグローブ・株式会社イコーズ・鈴与海運株式会社
事業名称 最新型主機関と船尾省エネ装置を組み合わせた内航コンテナ船による省エネ実証事業
事業概要 最新型フル電子制御主機関、最新型船尾管軸受、プロペラ前後におけるサーフバルブとSuper Stream Ductの組み合わせの採用により、省エネ運航を実現する。

<新規採択事業[3]>
事業者名 新日本海フェリー株式会社
事業名称    舞鶴~小樽航路に就航する新造フェリーによる省エネ実証事業
事業概要 内航フェリーでは初採用となるダックテールを含む最新鋭の省エネ船型、アンチローリングタンクと抵抗低減型フィンスタビライザを組み合わせた省エネ型減揺システム、主機関と発電機関の燃費を最適化する高効率推進プラントの採用により、省エネ運航を実現する。

※ 掲載順は、事業者名の五十音順になります。
※ 事業名称は、事業者からの申請に基づくものです。

お問い合わせ先

国土交通省海事局海洋・環境政策課 山村、矢嶋
TEL:(03)5253-8111 (内線43-954、43-955) 直通 03-5253-8636

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