報道・広報

屋内での移動を支援するナビゲーションサービスの実証実験をターミナル駅・国際空港・スタジアムで開始します!
~誰もが移動・活動しやすい、「バリアフリー・ストレスフリー社会」の実現に向けて~

平成28年11月25日

 国土交通省は、歩行者に目的地までの最適な道順をスマートフォンで案内するナビゲーションサービス(提供アプリ名:「ジャパンスマートナビ」)の実証実験を、11月30日(水)から東京駅周辺、成田空港、日産スタジアム(横浜国際総合競技場)、新宿駅周辺で順次開始します。
 また、11月30日(水)に報道関係者向け説明会を開催し、ナビゲーションサービスのデモンストレーションを実施します。

◆実証するナビゲーションサービスについて
  本サービスは、屋内空間各所に設置した「ビーコン」と呼ばれる無線機器や既設されている「Wi-Fi」等からの信号と新たに整備した「屋内電子地図」などの「空間情報インフラ」を活用し、現在位置から目的地までナビゲーションするサービスです。今回の実証実験では、屋内外シームレスなナビゲーションの利便性を体感していただくとともに、今後の応用に向けた知見を収集します。
 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機として、訪日外国人や高齢者、障害のある方々など、誰もが目的地へ円滑に移動できるための「バリアフリー・ストレスフリー社会」の実現を目指します。

1.高精度測位社会プロジェクト 屋内外シームレス測位サービス実証実験
  (1)  実施期間: 平成28年11月30日(水)~平成29年2月28日(火)
            ※エリア毎に実施期間が異なります。
  (2)  実施内容: 別添1及び次頁のとおりです。

2.報道関係者向け説明会
  (1)  開催日時: 平成28年11月30日(水)9:00~11:30(8:30開場)
  (2)  場   所: 丸ビルホール&カンファレンススクエア ROOM4
              (東京都千代田区 丸の内2丁目4-1 丸の内ビルディング8階)
  (3)  内   容:  9:00~9:40 実証実験の概要説明
              9:50~11:30 ナビゲーションサービスのデモンストレーション
  ※本説明会への参加を希望される社は、参加申込書(別添2)に必要事項をご記入の上、申込書に記載の提出先まで事前にご登録下さい。




 高精度測位社会プロジェクト 屋内外シームレス測位サービス実証実験について

(1)概要
○屋内の電子地図と測位環境が整備されたことによる利便性を体感していただくための、ナビゲーション用アプリケーションを試作し、実施期間中、一般公開します。
○主な検証内容(予定)
 ・空港やスタジアムを含む様々な屋内空間において電子地図として整備すべき地物(施設の名称等)等の整理
 ・車いす使用者向けナビゲーション等、サービスに応じた測位機器の配置例や設置場所の状況に応じた測位機器の適正配置等の整理

  
○検証結果は、屋内電子地図の整備・維持・更新に必要な体制に関する検討や、測位機器の設置に関するガイドラインの作成に活用します。

【今年度実証実験のポイント】
わかりやすい経路案内に必要な地図情報の精査
・屋内測位用の電子機器(ビーコン)の設置・維持管理に係る負担を軽減するため、既設Wi-Fiの活用等により、ビーコンの設置数を最小化
・車いすやベビーカー使用者向けに、段差、傾斜、通路幅等のバリアを避けた経路を案内
・外国人にも利用していただくため、英語版アプリケーションを提供
・実証実験用アプリケーションとして、Android版に加え、iOS版を提供
・屋内電子地図や測位環境を民間サービス事業者等に提供し、各者の実サービスにおける実証等を実施
 

(2)アプリケーションの概要(別添1もあわせてご覧下さい
〇名称:「ジャパンスマートナビ」
〇利用期間:平成28年11月30日(水)~平成29年2月28日(火)
         ※実施エリア、OS毎に利用開始時期が異なります。
         ※11月30日時点では、限られた範囲・機能での利用開始となります。
               ・11月30日(水)~:東京駅周辺、成田空港、日産スタジアム【いずれもAndroid】
               ・12月21日(水)~:新宿駅周辺【Android】
               ・平成29年1月中旬~:東京駅周辺、成田空港、日産スタジアム、新宿駅周辺【iOS】
〇利用方法:Andoroid、iOS端末向けの無料アプリケーションを一般公開します。
                      Google Play、App Storeで「ジャパンスマートナビ」と検索してください。
        ※利用期間終了後、アプリケーションは動作しません。
〇主な機能:屋内外シームレスな現在地表示、対象エリア内の目的地検索、目的地までの最短ルート・段差回避ルートの検索、日本語・英語対応
※ 歩きながらのスマートフォンの操作や画面の注視は大変危険です。必ず安全な場所に立ち止まって操作して下さい。

(3)実証実験実施エリア(案)




【備考:実証実験実施エリアについて】
・東京駅周辺:   日本最大の地下空間を有するターミナル駅
・成田空港:     国際線旅客数が日本最多の空港
・日産スタジアム: 観客収容数が日本最多の総合競技場
            ※ラグビーワールドカップ2019会場
            ※2020年東京オリンピック競技大会会場(サッカー)(予定)
・新宿駅周辺:   乗降客数が日本最多のターミナル駅

(4)報道関係者向けデモンストレーションにおける取材・撮影に際してのお願い
 報道関係者向け説明会では、実証実験の概要の説明後、移動し、デモンストレーションを実施します。
 取材・撮影に際しては、次の事項についてご留意くださいますようお願いします。

 ・ 施設管理者や一般利用者へのインタビューはご遠慮ください。
 ・ 取材・報道用撮影は、施設利用者等の通行等の妨げにならないように十分に留意し、必ず担当者の指示に従ってください。
 ・ 施設利用者にご迷惑をかける恐れがあるため、移動しながらの撮影は遠慮いただき指定場所でお願いします。なお、一般通行人等のプライバシー
   には十分に配慮願います。
 ・ 取材に際しては、腕章の着用等取材中であることを明示して対応ください。
 ・ 大型機材(カメラクレーン、レール等)は、使用できませんのでご了解ください。
 ・ 施設内の電源は使用できません。バッテリーをご使用ください。

お問い合わせ先

国土交通省国土政策局国土情報課 塚田、川住
TEL:(03)5253-8111 (内線29823、29825) 直通 03-5253-8353 FAX:03-5253-1569

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