平成28年3月24日

　航空局においては、定期的に航空輸送サービスに係る情報公開を実施しており、今回は、特定本邦航空運送事業者の平成27年10～12月
のデータをとりまとめましたのでご報告いたします。
　昨年同期に比べ、航空会社全体で遅延率が1.78ポイント、欠航率が1.33ポイント減少しており、共に改善が見受けられます。

　当情報公開は、航空事業者間の競争状況を確認するとともに、航空利用者による自由かつ的確な航空輸送サービスの選択に資するよう、
事業運営状況に係る透明性を高める観点から、以下の方針で航空輸送サービスに係る情報公開を実施しております。

１．公開対象航空会社　　
　　・特定本邦航空運送事業者（※）:4半期毎に実施
　　　　※客席数が100又は最大離陸重量が5万kgを超える航空機を使用して航空運送事業を経営する本邦航空運送事業者
　　・特定本邦航空運送事業者以外の国内定期航空運送事業者
　　　　上期（4～9月分）・下期（10～3月分）の年2回実施

２．公開項目
　　・遅延率及び欠航率に関する航空輸送サービスの情報
　　　　定時運航率、遅延便数、欠航便数
　　・航空会社毎及び路線毎の輸送実績に関する情報
　　　　輸送人キロあたり旅客収入、路線別輸送実績等
　　・「フレックストラベラー制度」に関する情報
　　・航空会社毎の運賃設定状況※
　　　　※2015年8月に民事再生法に基づく再生計画の認可を受けたスカイマｰクについては、独立した航空会社として他の航空会社と競争を
　　　　　 行っていくことが重要であるとの認識の下、その状況について監視しているところ、今回の公開項目である2015年11月から2016年
　　　　　 10月までの運賃をみると、同社が他社と異なる水準等による独自の運賃設定によって他の航空会社と競争を行っていることが確
　　　　　 認されます。