報道・広報

秋田県で統計開始以来最大の水害被害
~令和5年の水害被害額(確報値)を公表~

令和7年7月31日

 国土交通省では、昭和36年より、水害(洪水、内水、高潮、津波、土石流、地すべ
り等)による被害額を暦年単位でとりまとめています。
 令和5年の水害被害額(確報値)は、全国で約7,100億円となり、平成26年~令和
5年の過去10カ年でみると3番目の被害額となっています。
 また、都道府県別では、秋田県において、統計開始以来最大の被害額となりました。

【1年間の水害被害額の概要】
 〇全国 約7,100 億円

 〇都道府県別の水害被害額上位3県の水害被害額は、以下のとおり。

  [1]秋田県  (水害被害額:約 1,590億円)
  [2]福岡県  (水害被害額:約  670億円)
  [3]和歌山県 (水害被害額:約  560億円)

【主要な水害による水害被害額の概要】
 ○令和5年7月の梅雨前線豪雨による災害(水害被害額:約1,760億円)

  (令和5年7月11日~20日に生じた豪雨による被害額)
  都道府県別の水害被害額上位3県は、以下のとおり。
  [1]秋田県  (約1,549億円)
  [2]石川県  (約 154億円)
  [3]福井県  (約 33億円)
  ・秋田県管理河川では6水系16河川が氾濫、国管理河川でも2水系2河川で無堤部での浸水被害が発生した。
  ・今回の大雨により、死者1名、約9,500棟の建物が被災するなどの被害が発生した。
  ・また、秋田県及び新潟県で8件の土砂災害が発生した。

 ○令和5年豪雨及び台風第2号による災害(水害被害額:約1,650億円)
  
(令和5年5月30日~6月5日に生じた豪雨及び台風2号による被害額)
  都道府県別の水害被害額上位3県は、以下のとおり。
  [1]和歌山県 (約524億円)
  [2]静岡県  (約396億円)
  [3]埼玉県  (約240億円)
  ・国管理河川、都道府県管理河川あわせて44河川で氾濫が発生した。
  ・今回の大雨により、九州地方を中心に、死者6名、約9,600棟の建物が被災するなどの被害が発生。
  ・また、18府県で328件(土石流等:26件、地すべり:9件、がけ崩れ:293件)の土砂災害が発生した。

 ○令和5年6月末からの大雨による災害(水害被害額:約1,630 億円)
  (令和5年6月26日~7月13日に生じた大雨による被害額)
  都道府県別の水害被害額上位3県は、以下のとおり。
  [1]福岡県  (約 657億円)
  [2]山口県  (約 309億円)
  [3]熊本県  (約 196億円)
  ・国管理河川では6水系9河川、都道府県管理河川では38水系112河川あわせて118河川が氾濫した。
  ・今回の大雨により、福岡県、佐賀県などの府県で死者13名、4,400棟の建物が被災するなどの被害が発生。
  ・また、22県で397件(土石流等:29件、地すべり:9件、がけ崩れ:359件)の土砂災害が発生した。

調査結果の詳細は、政府統計の総合窓口(e-stat)にて公表しております。

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

別添(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省水管理・国土保全局 河川計画課 土橋、小川 
TEL:代表:03-5253-8111(内線35312、35325)、直通:03-5253-8445

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