報道・広報

下水処理場における流入下水の新型コロナウイルスRNA 濃度を公表

令和3年7月26日

国土交通省では、地方公共団体の協力により、下水処理場における流入下水について、
新型コロナウイルスRNA 濃度の分析を実施しており、分析結果を公表します。

1.概要
   国土交通省水管理・国土保全局下水道部では、令和3年3月に「下水道における新型コロナウイルスに関する
調査検討委員会」を設置し、厚生労働省とも連携し、保健衛生部局の感染拡大対策に寄与できるよう、下水道部
局におけるウイルス濃度の測定のあり方等について、6地方公共団体の協力を得て検討を進めているところです。
  今般、下水サーベイランス活用の一環として、下水処理場の流入下水について、民間企業等により開発された
分析手法を用いて測定された新型コロナウイルスRNA濃度を公表することとしました。
  今後、新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針*に基づき、本調査を加速化してまいります。

  ※新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(令和3年6月17日変更)
   「厚生労働省は、感染症法第12条に基づく医師の届出とは別に、市中での感染状況を含め国内の流行状況等
    を把握するため、抗体保有状況に関する調査など有効なサーベイランスを実施する。また、いわゆる超過死亡
    については、新型コロナウイルス感染症における超過死亡を推計し、適切に把握する。国立感染症研究所にお
       ける新型コロナウイルス検出方法等の検討や下水サーベイランスを活用した新型コロナ調査研究を支援するな
       ど、引き続き、下水サーベイランス活用について検証を加速する。」

2.公表内容(別添のとおり。以下のURLに掲載)
 (https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000721.html)
 ・都市名及び処理場名 ・採水日 ・新型コロナウイルスRNA濃度
 ・分析手法 ・感染者数(市域全体)(参考) ※今後、週1回程度の頻度で更新予定

3.参考
 ○下水道における新型コロナウイルスに関する調査検討委員会資料
    https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000708.html
 ○下水中の新型コロナウイルスの感染性に関する調査結果について(出典:東京都HP)
  https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/about/e12/coronavirus/gesui_kansenn/index.html
 ○下水中の新型コロナウイルスからの感染リスクについて
  (出典:米国CDC(疾病予防管理センター) Q&A)
  ・現時点では、適切に設計および維持された下水道システムを介して新型コロナウイルス感染症に感染する
   リスクは低いと考えられている。
  ・未処理の下水から新型コロナウイルスのRNAが検出された報告があるが、データは限られているものの下
   水中のウイルスの感染性を示す証拠は殆どなく、下水への暴露により発症した事例は報告されていない。

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

別紙(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省水管理・国土保全局下水道部流域管理官付 課長補佐 松澤 秀典、調整係長 別府 篤人  ※地方公共団体への直接のお問い合わせはお控えください。
TEL:03-5253-8111 (内線34312、34313) 直通 03-5453-8432 FAX:03-5253-1597

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