報道・広報

第6回国際沿岸防災ワークショップの開催結果について
タイ・バンコク

平成21年12月10日

 国土交通省港湾局は、(独)港湾空港技術研究所、(財)沿岸技術研究センター、タイの科学技術省気候災害科学技術センターおよびチュラロンコン大学と共同で、第6回国際沿岸防災ワークショップを以下の通り開催しました。
 このワークショップは2004年12月26日にインド洋沿岸諸国に甚大な被害を発生させたインド洋津波直後の2005年1月に神戸で開催されて以来毎年実施され、これまでに日本の他にスリランカ(第3回)およびインドネシア(第5回)でも開催されています。
 今回のワークショップは、インド洋津波から5年たった今日において津波災害や津波防災技術を総括することを目的に行われ、5カ国(日本、タイ、米国、スリランカおよびインドネシア)から156名の研究者、技術者、行政担当者が参加し、津波災害からの復旧・復興対策の現状、津波防災に関する最新技術などこれからの津波防災のあり方、国際協力の重要性、災害を忘れないことの大切さなど、活発な意見交換が行われました。
 また、ワークショップの中では、日本の代表的な津波研究者らにより執筆された「TSUNAMI-津波から生き延びるために-」((財)沿岸技術研究センター「TSUNAMI」出版編集委員会編)の紹介が行われ、津波から生き延びるための知識とその重要性をタイの若手研究者などに紹介されました。
 
(1)日時・場所
   平成21年12月1日(火)~2日(水)の2日間、タイ・バンコクにて開催
(2)主催者
   (日本側)国土交通省港湾局、(独)港湾空港技術研究所、(財)沿岸技術研究センター
   (タイ側)科学技術省気候災害科学技術センター、チュラロンコン大学
(3)主な内容
   これまでの津波被害と津波防災対策についての紹介・議論
   先進的な津波防災・減災技術についての紹介・議論
   今後の津波防災のあり方についての議論
   津波から生き延びるための術に関する紹介
(4)主な発表者
   国土交通省港湾局国際・環境課国際企画室 国際業務係長 黒木英明
   国土交通省国土技術政策総合研究所 沿岸海洋研究部主任研究官 熊谷兼太郎
  (独)港湾空港技術研究所 津波防災研究センター長 高橋重雄
  (財)沿岸技術研究センター 参与 村田 進
   日本大学大学院総合科学研究科 教授 首藤伸夫
   防衛大学校システム工学群建設環境工学科 教授 藤間功司
   気象庁地震火山部地震津波監視課 技術主任 中田健嗣
  (独)海洋研究開発機構 地震津波・防災研究プロジェクトリーダー 金田義行
   他、タイを始め5カ国の研究者、技術者、行政担当者
 

ワークショップの様子

開会挨拶の様子

港湾空港技術研究所 高橋重雄津波防災研究センター長(左)
国土交通省港湾局国際・環境課国際企画室 黒木英明係長(中)
在タイ王国日本大使館田中賢治一等書記官(右)

お問い合わせ先

国土交通省港湾局国際・環境課国際企画室 稲田、黒木
TEL:(03)5253-8111 (内線46552) 直通 (03)5253-8679 FAX:(03)5253-1653

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