報道発表資料：平成1９年全国一級河川の水質現況の公表について

平成1９年全国一級河川の水質現況の公表について

平成20年8月12日

　国土交通省では、昭和33年から一級河川（直轄管理区間）において水質調査を実施しています。この度、平成19年（1月～12月）の全国一級河川109水系1,117地点における水質状況等をとりまとめました。

・河川、湖沼、海域全体で、有機汚濁の代表的な指標であるBOD値又はCOD値が環境基準を満足した調査地点（887地点）の割合は88%と過去最高であり、過去4年間と同程

・ BOD平均水質ランキングが下位の河川においても、過去20年で大幅な改善

例：下位１位の大和川（20年前13.3mg/L→10年前9.2 mg/L→現在4.7 mg/L）

　　下位２位の綾瀬川（20年前17.4 mg/L→10年前9.0 mg/L→現在4.4 mg/L）

・平成19年度に水質環境基準を満足した調査地点（219地点）の割合は96%で、底質環境基準は全調査地点（229地点）が満足

・環境基準を超過した地点は、今後、引き続き重点的に監視

・ BOD平均水質ランキングが下位の河川においても、人と河川の豊かなふれあい等の視点からは良好な地点がある

例：猪名川（ランキング下位５位だが、親水性の観点ではＢランク）

・今後、調査結果等を踏まえて指標等について必要な見直しを実施

１．平成19年水質調査結果の概要　‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥…‥‥‥Ｐ1

（１）生活環境の保全に関する環境基準の満足状況

（２）調査地点の水質状況

（３）人と川のふれあいからみた水質状況

（４）ダイオキシン類からみた水質状況

２．水質事故等の状況　‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥…‥‥Ｐ5

３．平成19年河川ランキング　‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥……　Ｐ6

４．平成19年新しい水質指標による調査結果の概要‥‥‥……‥　P 11

※詳細については、下記を参照。

○平成19年全国一級河川の水質現況（速報版）

　　http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kankyo/kankyou/suisitu/h200812/s01.pdf

○平成１9年度全国一級河川における微量化学物質に関する実態調査の結果について

　　http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kankyo/kankyou/suisitu/h200812/s02.pdf 　

添付資料（PDF形式：1341KB）