報道・広報

地球温暖化に伴う局地的集中豪雨による被害の軽減に向けた検討について(WGの設置)

平成20年8月22日

 7月28日、金沢市の浅野川での大規模な水害や神戸市の都賀川における水難事故が発生しましたが、このような地球温暖化に伴う影響と想定される局地的集中豪雨による中小河川の水害や水難事故に対し、「犠牲者ゼロ」を確実なものとするための必要な河川管理のあり方について検討を行います。具体的には、中小河川の管理のあり方と都市河川の水難事故の二つの課題について、「気候変動に適応した治水対策検討小委員会」において審議を行うこととしますが、審議の円滑化を図るため、河川局内に学識経験者や地方自治体等の関係者を構成員とする2つのワーキンググループを設置します。

1.検討事項

(1)中小河川における局地的豪雨対策WG
 [1]予測技術の高度化
  ・局地的豪雨による流出予測の高精度化に資する降雨や水位等の観測体制の強化の検討 等
 [2]局所豪雨に対応可能な河川管理施設の運用と整備
  ・急激な水位上昇にも対応するための情報伝達、初動体制の検討
  ・迅速な対応を可能とする施設の自動化等の検討 等
 
(2)中小河川における水難事故防止策検討WG
 [1]河川利用者等に対する情報提供、啓発のあり方
  ・水文情報収集のあり方
  ・河川利用者が受動的に伝達を受ける情報発信体制の検討
  ・あらゆる機会を通じての水難防止の啓発、NPO等との連携 等
 [2]中小流域の流出特性を踏まえた河川空間利用のあり方
  ・緊急時の避難を想定した施設整備の考え方 等

2.スケジュール(予定)

9月 気候変動に適応した治水対策検討小委員会開催
9月~11月 WGによる検討
12月 気候変動に適応した治水対策検討小委員会への報告
※趣旨、委員については別紙1~4の通り

お問い合わせ先

国土交通省河川局 河川計画課 河川計画調整室課長補佐 藤田 士郎
TEL:(03)5253-8111 (内線35352)

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