報道・広報

平成22年全国一級河川の水質現況の公表について

平成23年7月28日

 国土交通省では、昭和33年から一級河川(直轄管理区間)において水質調査を実施しています。この度、平成22年の全国一級河川109水系における水質状況(※1)をとりまとめましたのでお知らせします。

<環境基準の達成状況>

 一級河川(湖沼及び海域を含む)で、有機汚濁の代表的な指標であるBOD値又はCOD値が環境基準を満足した調査地点の割合は、91%となり、2年連続で過去最高の割合となった。

<河川ランキング>

水質改善状況に関するランキングで、過去10年間にBOD値が大幅に改善されている河川は、
 大和川(大和川水系)及び綾瀬川(利根川水系)などであった。

平均水質(BOD値)ランキングで、全国一位となったのは以下13河川であった。
 雨竜川(北海道)、尻別川(北海道)、後志利別川(北海道)、沙流川(北海道)、
 荒川(福島)、姫川(新潟)、荒川(新潟)、安倍川(静岡)、大井川(静岡)、
 宮川(三重)、高津川(島根)、仁淀川(高知)、川辺川(熊本)

<泳ぎたいと思うきれいな川>

 従来のBODなどの指標と異なり、ゴミの量や水のにおいなど、人と河川のふれあいに関する新しい指標を用いて、住民との協働により、河川に近づきやすい地点で調査を実施した。その結果、調査地点の約2割(60地点/320地点)が「泳ぎたいと思うきれいな川」(※2)と評価された。


(※1)本資料に掲載している地点以外にも、事業の影響予測や評価のために国土交通省において水質調査を実施している箇所もある。なお、それらの調査結果については、各地方整備局のHP等で公表している。
(※2)あくまでも水質に関係する指標(ゴミの量、透視度、川底の感触、水のにおい、糞便性大腸菌群数)により評価した結果であり、流れの状態や、川岸・川底の形状などの安全性については考慮していない。また、水浴場水質判定基準(環境省)における油膜の有無やCOD等の評価項目、その他の有害物質等による評価は行っていない。

<添付資料一覧>

 http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kankyo/kankyou/suisitu/h230728/s01.pdf
1.生活環境の保全に関する環境基準の満足状況・・・・・・・・ P.1
2.河川ランキング・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.2
(1)過去10年間の水質改善状況によるランキング
(2)平成22年の平均水質(BOD値)によるランキング
3.新しい水質指標による調査結果の概要・・・・・・・・・・・ P.4
泳ぎたいと思うきれいな川
4.人の健康の保護に関する環境基準からみた水質状況・・・・・ P.7
5.ダイオキシン類からみた水質状況・・・・・・・・・・・・・ P.8
6.水質事故等の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.9

※詳細については、下記を参照
○平成22年全国一級河川の水質現況(速報版)
 http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kankyo/kankyou/suisitu/h230728/s02.pdf

○平成22年全国一級河川の水質現況(詳細版)
 http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kankyo/kankyou/suisitu/h230728/s03.pdf

お問い合わせ先

国土交通省水管理・国土保全局河川環境課課長補佐 空閑 健
TEL:(03)5253-8111 (内線35443)
国土交通省水管理・国土保全局河川環境課水環境管理係長 金井 信宏
TEL:(03)5253-8111 (内線35482) 直通 (03)5253-8447

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