報道・広報

第9回スマートウェイ推進会議作業部会の開催について
~ITS車載器を使った新しい情報提供サービスの実証地域を首都高速道路から三大都市圏等に拡大します~

平成20年7月16日

 国土交通省では、スマートウェイ推進の取組として、交通事故削減や渋滞を回避する新しいサービスの実用化・普及を促進しています。
 具体的には、官民共同で開発した新しいITS車載器を用いて、路車間通信により道路上の危険事象の存在や道路交通情報を音声や画像で分かりやすくドライバーに提供するサービスです。
 
 本サービスの実用化に向け、昨年度は民間企業等の参画のもと、首都高速道路において公道実験を実施し、車両挙動データや一般モニタによる客観的評価から、システムの安全性、有効性等を確認したところです。
 
 今年度は、「IT新改革戦略」(平成18年1月IT戦略本部決定)を受けて4月に公表された「ITS-Safety2010 08年度大規模実証実験実施計画」に基づき、官民連携で安全運転支援システムに係る大規模実証実験を実施し、効果的なサービス・システムの検証と、事故削減効果の評価を行うこととしております。
 
 国土交通省としては、首都高速道路での取組に加えて各高速道路会社等が主体となる取組を支援することで、サービス地域を三大都市圏等の各地域へ拡大するなど、スマートウェイのさらなる展開を図っていく予定です。
 
<地域へのサービス展開(案)>
■ 新潟(関越自動車道):冬期の積雪寒冷地において進行先の路面状況等を情報収集
■ 東京(首都高速):警察庁と連携し、登り勾配で見通しの悪い一般道で前方障害物情報提供
■ 愛知(名古屋高速・国道153号等):見通しの悪いカーブ等手前で前方障害物情報提供
■ 京阪神(名神高速・新名神高速):適切な経路選択のため画像・音声で道路交通情報提供
■ 京阪神(阪神高速):急カーブ手前で速度超過車両に対する注意喚起、合流支援情報提供
■ 広島(山陽自動車道):カーブが連続する下り坂で速度超過車両に対する注意喚起
 
 このため、以下のとおりスマートウェイ推進会議作業部会を開催し、首都高速道路における公道実験結果をご確認頂くとともに、今年度実施する大規模実証実験の内容や今後の展開等についてご議論頂くこととしています。
 
         記
 
   
開催日時:平成20年7月18日(金)10:00~12:00
開催場所:経済産業省 別館 10階1014会議室(東京都千代田区霞が関1-3-1)
 
 
※傍聴、取材可。ただし、カメラ撮りは冒頭のみ。資料は当日会場にて配布致します。
 

お問い合わせ先

国土交通省 道路局 道路交通管理課 ITS推進室 
TEL:(03)5253-8111 (内線 37453、37462、37466)
国土技術政策総合研究所 ITS研究室 
TEL:(029)864-2211 (内線 3831、3832)

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