令和8年5月22日
動物のロードキル発生データに基づく対策について、昨年度の北海道(エゾシカ)や
沖縄(ヤンバルクイナ等)における対策に続き、今年度より、全国の地方整備局等にお
いて、路面標示や標識、道路情報板等を活用した対策を先導的に展開します。 |
国が管理する道路では、ロードキルが年間約7万件(令和4年度)発生しています。
これまでのロードキル対策は、動物の安全な移動経路の確保(カルバートの設置)など
「動物が車を回避する道路構造からのアプローチ」が中心でしたが、交通ルールがわから
ない動物たちを救うため、新たな対策として「車が動物を回避するドライバーからのアプ
ローチ」として「データ駆動型ロードキル対策
※」を進めております。
令和7年度は、北海道(エゾシカ)および沖縄(ヤンバルクイナ等)をモデル地区とし
て、ロードキル多発区間・時間帯を特定し、路面標示や看板等による注意喚起対策を試行
しました。また、全国の地方整備局等が保有するロードキル情報を集約したロードキルデ
ータベースを構築し、道路データプラットフォーム「xROAD」で公開しました。
今年度からは、全国の地方整備局等において、このロードキルデータベースを活用し、
選定した動物種(ニホンカモシカ、シカ、タヌキ等)のロードキル多発区間に対して、路
面標示、標識、道路情報板、カーナビなどを活用した対策を先導的に実施していきます。
なお、これらの対策は、昨年4月の道路法改正に基づき、各地方整備局等で策定した「道
路脱炭素化推進計画」に位置づけられています。
※ロードキル発生区間や時期・時間帯などのデータを活用した対策のこと。
<地方整備局等の今後の対策例>
◆大型動物対策(ニホンカモシカ、シカ)
路面標示・標識、カーナビ等の活用による注意喚起 等
◆小型動物対策(タヌキ、犬・猫)
道路情報板・SNS 等での注意喚起、侵入防止フェンスの設置 等
◆その他の対策
地元高校と連携したロードキル意識啓発、動物検知システムによるリアルタイム対策 等
(参考)
・本日5月22 日は国連が定めた「国際生物多様性の日」です。
【添付資料】:(別紙)道路分野のネイチャーポジティブの今後の取組