報道・広報

「第6回日韓運輸ハイレベル協議」の結果について

平成22年3月23日

国土交通省と韓国国土海洋部の間において、「第6回日韓運輸ハイレベル協議」を開催いたしましたので、その結果につき、お知らせいたします。なお、日韓運輸ハイレベル協議は、国土交通省と韓国国土海洋部の間で、定期的に行っている次官級協議です。

■ 協議の開催概要
 
  >日 程 :平成22年3月18日(木)
 
  >場 所 :韓国・釜山
 
  >主 催 :国土交通省、韓国国土海洋部
 
  >出席者 :【日本側】 大口 清一 国土交通審議官 他
  
                 【韓国側】 洪 淳晩(ホン・スンマン)交通政策室長 他
 
■ 主な内容 
 
[1] 公共交通政策等について
   地域公共交通活性化・再生、グリーン交通の推進戦略とその一環としてのエコドライブ活性化対策、交通基本法等について、情報共有・意見交換を行った。
  特に、韓国側は我が国の交通基本法の検討状況について関心が高かったことから、日本側より我が国の交通基本法に関する考え方と主要な論点について詳細な説明を行った。 
 
[2] 鉄道の高速化について
  新幹線鉄道の整備状況や在来線の高速化に関する取り組み状況と今後の計画について、両国から説明を行い、意見交換を行った。
  特に、韓国側は我が国の在来線の高速化に関する助成スキームに関心が高かったことから、日本側より詳細な説明を行った。
 
[3] 交通インフラに対する民間投資について
  交通インフラに対する民間投資に関する制度と現状について、両国から説明を行い、意見交換を行った。
  特に、我が国は韓国の「社会基盤施設に対する民間投資法」に関心を有していたことから、韓国側に当該法律に関する追加説明を求めた結果、韓国側より基本的な考え方の説明があった上で、詳細については追って実務担当者から回答されることとなった。
 
[4] グリーン物流について
  グリーン物流に関する両国の政策と取り組みについて、両国から説明を行い、意見交換を行った。
  特に、両国ともモーダルシフトや物流効率化に関心が高く、具体的な取り組みや政府の支援方策のあり方について、相互に詳細な説明を行った。
 
最後に、両国の国内における交通の現状を取り巻く課題は相通じるものが多いことから、今後とも本枠組みや各分野別の協力の枠組みを通じて情報共有・意見交換を行うとともに、共通する課題のうちアップ・トゥ・デイトなイシューで迅速性を要するものに関しては、実務担当者レベルでの臨機応変な対応が必要であることについて、意見の一致を見た。また、国際社会における両国の連携の強化が必要であることについて、意見の一致を見た。
 

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局国際業務室 山下・藤澤
TEL:(03)5253-8111 (内線25903,25904) 直通 (03)5253-8318

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