報道・広報

「日・フィリピン環境セミナー」の開催結果について

平成25年3月7日

 国土交通省は、平成15年に創設された「日ASEAN交通連携」の枠組みの下、陸上、海上、航空等の交通モードにわたり、物流、安全安心、環境その他の政策課題を柱に、協力プロジェクトを実施してきています。
 その一環として、平成21年の第7回日ASEAN交通大臣会合において承認された「日ASEAN交通分野における環境に関する行動計画」に基づき、ASEAN各国が自主的に進める「国別実施計画」(交通分野における環境対策の総合的な実施計画)の策定に向けて、各国と協力を行ってきました。

 今般、フィリピン運輸通信省と共同で、交通分野における総合的な環境対策の実施についての理解を促進し、フィリピンにおける国別実施計画の策定を支援するため、「日・フィリピン環境セミナー」を開催しましたので、その概要をお知らせします。
 国土交通省は、本セミナーにおいて、フィリピン運輸通信省等の関係機関のキーパーソンに対し、同計画の策定の重要性について説明するとともに、策定に当たっての助言を行いました。また、フィリピン運輸通信省の関心の高い自動車分野、航空分野、港湾分野における環境対策について、日本の事例を紹介し、環境に関する日本の技術や制度の先進性等を紹介しました。フィリピン運輸通信省からは、日本側から紹介のあった日本の技術や制度について強い関心が示されるとともに、両国間の交通分野における協力全般に関する対話の促進への強い期待が示されました。


1.日時: 平成25年3月5日(火)9:00~15:30
2.場所: フィリピン・マニラ デュシタニ・マニラ
3.出席者:
フィリピン側:フィリピン運輸通信省リムカオコ計画担当次官ほか
       フィリピン公共事業道路省、環境・天然資源省、気候変動委員会、ケソン市ほか5市
日本側:国土交通省 東井芳隆大臣官房審議官ほか
    東京大学工学系研究科 加藤浩徳准教授ほか
両国計約50名が参加

4.主な講演内容 (括弧内は講師)
(1)持続可能な交通システムに向けての取り組みと国別実施計画
  (東京大学工学系研究科 加藤准教授)
(2)日ASEAN交通分野における環境に関する行動計画
  (国土交通省 総合政策局 国際政策課)
(3)フィリピンにおける国別実施計画策定の現状
  (フィリピン運輸通信省 道路計画課)
(4)自動車の検査・登録制度等
  (国土交通省 自動車局 総務課 国際企画室)
(5)自動車分野の環境対策
  (国土交通省 自動車局 環境政策課)
(6)日本の港湾における環境政策
  (国土交通省 港湾局 海洋・環境課)
(7)航空分野における技術協力:エコ・エアポート等
  (国土交通省 航空局 航空ネットワーク部 空港施設課)

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局国際政策課 船橋、河野
TEL:(03)5253-8111 (内線25904、25907)

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