報道・広報

太田国土交通大臣のモンゴル出張結果

平成26年4月28日

 太田国土交通大臣は、27日、28日にモンゴルを訪問し、首相及び関係閣僚と会談したほか、インフラプロジェクトの視察等を行いました。概要は次のとおり。

1.会談の概要
(1) アルタンホヤグ首相
 太田大臣は、インフラ・観光の関係閣僚と会談し、両国間の協力、とりわけ中期行動計画(昨年9月の両国首脳会談で合意)に盛り込まれたプロジェクトの推進について有意義な協議ができたことは幸い、今後互恵的協力を進めることによって、モンゴルのさらなる発展に貢献したいと述べた。
 アルタンホヤグ首相は、中期行動計画の進展は喜ばしい、日本には、交通・都市・観光それぞれの分野で協力をお願いしたい、特に観光は、外国人旅行者を年間100万人とする目標を立てており(現在は30万人)、より多くの日本人の来訪と、モンゴル観光の改善点に関する助言をお願いしたいと述べた。

(2) ガンスフ道路・運輸大臣
 太田大臣より、良質な交通インフラ整備を通じ、モンゴル経済発展に貢献していきたいと述べたのに対し、ガンスフ大臣より、新ウランバートル国際空港、ウランバートル都市鉄道、アジルチン跨線橋等のプロジェクトについて、日本の技術とノウハウ活用への期待が表明された。これらの協力を推進する体制を強化するための覚書を締結した。
 また、日本の官民から、現在整備中の新ウランバートル国際空港の運営権獲得に向け、我が国企業の提案を説明するともに、高い能力と意欲をアピールした。

(3) バヤルサイハン建設・都市計画大臣
 太田大臣より、都市化の進展に先立って質の高いインフラを計画的に整備することが重要と述べた。バヤルサイハン大臣は、工学系留学生を含む人材育成に対する支援を要請した。また、都市再開発、下水道処理場の改修、建築基準の策定等で協力することとなった。これらの協力を進める体制を強化するための覚書を締結した。

(4) オヨーンゲレル文化・スポーツ・観光大臣
 太田大臣より、日本とモンゴルの間の文化・スポーツ・観光分野での交流を一層拡大するため、それぞれの観光魅力の発信に向け、関係者による協力を進めていきたいと述べたのに対し、オヨーンゲレル大臣は、これに賛同するとともに、景観維持等の共通する課題解決について意見交換を行っていきたいと述べた。

(5) オヨーン自然環境・グリーン開発大臣
 太田大臣より、今後発展を遂げようとしているモンゴルにおいて、開発と環境保全を同時に取り組むことは重要であると述べたのに対し、オヨーン大臣は、インフラ整備に際しても環境の視点を持つことが必要であり、例えば学校の整備にあたって、環境建築の考え方を導入していきたいと述べた。


2.インフラプロジェクトの視察等
 27日、新ウランバートル国際空港の運営権獲得に向け、我が国官民が開催した「新ウランバートル国際空港プロジェクト現地推進会」に、道路・運輸省エルジャン副大臣、我が国関係企業とともに出席し、併せて同空港建設現場を視察した。

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局国際政策課 山本・出澤
TEL:03-5253-8111 (内線25702・25923) 直通 03-5253-8318 FAX:03-5253-1561

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