報道・広報

太田国土交通大臣のカンボジア要人との会談結果

平成26年8月18日

カンボジアに出張中の太田国土交通大臣は、8月15日にプノンペンで、フン・セン首相および関係閣僚と会談を行いました。概要は次のとおり。

1.フン・セン首相
太田大臣とフン・セン首相は、インフラ整備を含む両国の協力関係を進めるために、幅広い意見交換を行った。太田大臣より、建設中のネアックルン橋をはじめとする南部経済回廊の整備、港湾の改善、防災等の分野での協力を進めたいと述べ、航空協定の実質合意を受けた直行便就航により観光交流の拡大を目指したいと述べた。フン・セン首相は、政治経済にわたる国づくりに対する日本の支援に謝意を表したうえ、南部経済回廊の一環としての高速道路整備、両国友好の象徴である「日本橋」の修復を重視していると述べ、また待望していた両国直行航空便によって双方向の交流が拡大することに期待していると述べた。

2.トラム公共事業運輸大臣
トラム大臣より、カンボジアの経済発展と国民生活向上のため、「日本橋」の修復、自動車の検査登録システムの改善、南部経済回廊をはじめとした道路ネットワーク整備、シハヌークビル港の荷役効率の改善等について、日本からの協力を得たい旨述べた。太田大臣から、カンボジア及びメコン地域の発展を推進し、人々の安全安心を確保するため、これらの事案を含めて両国間の協力関係を進めて行きたい旨述べた。双方は、インフラ整備における協力関係を強化に関する協議議事録への署名を行った。

3.タオン観光大臣
太田大臣とタオン大臣は、双方向の観光交流の拡大のために、航空ネットワークの充実、プロモーションの推進、ビザ緩和等が重要であるとの認識で一致した。タオン大臣からは、環境に配慮した観光、地域の発展に資する観光などに対する日本からの協力への期待が表明された。双方は、観光交流促進に関する意見交換を継続的に実施することで一致し、協議議事録への署名を行った。

4.マオ民間航空庁長官
太田大臣とマオ大臣は、本年6月の両国間の航空協定の実質合意を歓迎し、直行便の早期開設を期待するとともに、両国間の航空関係をさらに発展させるため、航空管制分野を含む幅広い協力を進めていくことが重要であるとの認識で一致した。双方は、両国の航空関係強化に関する意見交換を継続的に実施することについて一致し、協議議事録への署名を行った。
なお、航空協定の正式発効前ではあるが、今秋に両国間の直行便の就航をタイ及びカンボジアの企業が計画している。

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局国際政策課 上手・山口
TEL:03-5253-8111 (内線25702・25905) 直通 03-5253-8312 FAX:03-5253-1561

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