報道・広報

「第7回 都市開発に関する日印交流会議」の開催結果について

平成25年10月21日

 この度、国土交通省は、インド国都市開発省とともに、東京において「第7回 都市開発に関する日印交流会議」を開催しましたので、お知らせ致します。
 本交流会議は、2007年5月に結ばれた「都市開発分野に関する協力に係る日本国国土交通省とインド国都市開発省との間の了解覚書」に基づき、開催しているものです。2007年に第1回を日本で開催して以降、日印双方において、都市開発分野の協力、交流の拡大により更なる都市の経済的、社会的な成長、発展に大きく貢献することを目的として、毎年継続して行われています。
 会議では、双方の政府及び民間企業により、都市交通、都市開発、水環境分野における活発な情報及び意見交換が行われました。

1.日時: 平成25年10月15日(火)10:00~18:00
2.会場: WTCコンファレンスセンター
       (東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル3階)
3.主催: 国土交通省、インド国都市開発省(共催)
4.出席者:約50名
  [日本側]国土交通省 技監 足立 敏之 ほか
        横浜市、民間企業、JICA(国際協力機構)
  [インド側]都市開発省 次官 スドゥヒル・クリシュナ ほか
         カルナタカ州、デリーメトロ公社、在日本 インド大使館
5:結果概要
 ○都市交通分科会では、インド側から、インドの都市交通やデリーメトロの概要、バンガロールの交通管理構想について発表があり、続いて日本側から、日本におけるITSの経験、インドに貢献できるITS技術の紹介、日本の都市鉄道についての発表が行われました。

 ○都市開発分科会では、日本側から、大都市における都市再生プロジェクトや容積率緩和の制度、東京都近郊におけるニュータウン事業についての発表が行われ、インド側からは、都市戦略と公共交通指向型開発について発表がありました。

 ○水環境分科会では、日本側から、下水道事業における総合的浸水対策や、下水汚泥の処理及び有効利用、下水再生水の利用等についての発表が行われ、インド側からは、都市開発省の水及び排水管理の取り組みについての発表が行われました。
 ○各分科会においては、日印双方より、活発な情報及び意見交換が行われました。これらの議論を経て、両者は、都市開発分野における国土交通省及びインド国都市開発省間の相互協力の重要性を再確認するとともに、インフラプロジェクトの具体化の重要性を再認識しました。

 ○国土交通省は以下の新たな提案を行い、インド国都市開発省は提案を受諾しました。
  ・都市交通分野における両国の調査研究機関相互の協力覚書締結に向け、両省が協力して進める。
  ・両省は、インドにおける今後の鉄道整備等と連動した駅周辺再開発及び沿線開発についての意見交換を開始する。
  ・2014年に、両省の共催により、ITSセミナーを開催する。

 ○インド国都市開発省は以下の提案を行い、国土交通省は提案を受諾しました。
  ・国土交通省は、排水の処理及び再利用について、インド技術者の研修に協力する。
  ・国土交通省は、インドにおけるITSの発展に協力する。
  ・第8回都市開発に関する日印交流会議を、2014年にインドにおいて開催する。

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局 海外プロジェクト推進課 桝田、川路
TEL:03-5253-8111 (内線25807、25816) 直通 03-5253-8315 FAX:03-5253-1562

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