報道・広報

第1回日緬建設次官級会合の開催結果について

平成26年2月5日

 この度、国土交通省は、ミャンマー連邦共和国ネーピードーにおいて、ミャンマー建設省と第1回日緬建設次官級会合を開催しましたので、お知らせいたします。
 本会合では、全体会議のほか、道路分科会、建築・住宅分科会、法制度(建設業関連)分科会を開催することにより、両省の社会資本整備に関する課題や取組について活発な情報・意見交換を行い、両国の協力関係を一層強化することができました。

 《第1回日緬建設次官級会合》
(1)日程  平成26年1月30日(木)9:30~18:30
(2)会場  ミャンマー連邦共和国 建設省(ネーピードー市)
(3)出席者(約110名)
 [日本側]国土交通省 技監 足立 敏之
                大臣官房審議官(住宅) 橋本 公博
                総合政策局海外プロジェクト推進課長 七條 牧生
        在ミャンマー日本国大使館、民間企業  ほか
 [ミャンマー側] 建設省 副大臣 ウィン・ミン
                                  公共事業公社総裁 チョウ・リン
                                  人間居住・住宅開発局長 ミン・テイン  ほか
(4)結果概要
【全体会合】
・冒頭、足立技監から、本会合は日本とミャンマーの建設分野全体における持続的連携を目的とした重要なものであり、このような協力、交流の蓄積が、両国における都市の持続可能な成長・発展に大きく貢献する旨の挨拶がありました。
・ウィン・ミン副大臣からは、日本側に対し歓迎の意を表するとともに、本会合を通じて、道路、建築・住宅分野や、建設業に関する法制度に係る課題解決に繋げていきたい旨の挨拶がありました。
・続いて各発表に入り、日本側からは、日本における道路の技術基準・品質管理、建築・住宅分野における日緬協力の取組み、日本の都市政策の変遷についての説明のほか、ミャンマーで活動する日本の建設企業の紹介が行われました。
・ミャンマー側からは、道路・橋梁に関する制度の整備状況や、建築・住宅分野に関する展望、都市・住宅開発の制度について、説明が行われました。
・最後に、ウィン・ミン副大臣から、ミャンマーの建設分野の発展にはこれからも様々な改善が必要であり、日本の協力をお願いする旨の発言がありました。また、今後も会合を開催していきたい旨の発言がありました。
・足立技監からは、今回の第1回会合をステップとして、今後も建設次官級会合を積み重ね、両国の更なる発展につなげるとともに、友好関係の進展を祈念する旨の発言がありました。
 
【道路分科会】
・日本側からは、ヤンゴン・マンダレー高速道路の状況調査に関する報告、簡易舗装に関する技術協力、スタビライザーを活用した路盤再生工法、橋梁の品質管理についての説明が行われました。
・ミャンマー側からは、道路建設における品質管理、発注・契約制度について、発表が行われました。
 
【建築・住宅分科会】
・日本側からは、アフォーダブル住宅18階建てに対する技術支援、住宅建設分野における品質確保、労働安全の取組み、ミャンマーの建築基準案に関するコメントについて、説明が行われました。
・ミャンマー側からは、ミャンマーの建築基準案について、説明が行われました。
 
【建設業に関する法制度分科会】
・日本側からは、建設業の特有の事情を踏まえた法制度整備の必要性、建設業や都市開発に関する日本の法制度について、説明が行われました。
・ミャンマー側からは、建設業や不動産開発に関連する緬国の法制度についての説明が行われました。
 
全体会合や各分科会における発表後の質疑応答では、両国による活発な情報・意見交換が行われました。

お問い合わせ先

国土交通省 総合政策局 海外プロジェクト推進課 桝田・川路
TEL:03-5253-8111 (内線25807, 25816) 直通 03-5253-8315 FAX:03-5253-1562

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