報道・広報

第1回日トルコ防災協働対話ワークショップの開催について(結果概要)

平成26年4月25日

  本年1月に太田国土交通大臣とトルコ共和国ベシル・アタライ副首相との間で交わされた「防災協働対話※の枠組みに関する協力意図表明文書」に基づき、トルコ共和国首相府緊急事態管理庁フアット・オクタイ長官を含む総勢8名の訪問団が平成26年4月16日から20日の間、(独)国際協力機構の招聘により来日しました。
  来日中、国交省と(独)国際協力機構の共催で第1回日トルコ防災協働対話ワークショップを開催し、国交省や民間企業等から、災害時の国土交通省の役割や我が国の防災技術について発表し、意見交換を行いました。このほか、土井亨国土交通大臣政務官等との会談実施や国土交通省の災害対策室等の現地視察を行いました。
※両国の産学官が協働して、防災上の課題に対応した技術や解決策を追求するものであり、国土交通省では国別に展開を図ることとしている。

 1.土井国土交通大臣政務官とトルコ共和国オクタイ長官との会談
 【日時】平成26年4月17日(木)17:15~17:45
 【概要】
・土井政務官より、防災分野における国土交通省の役割等について説明するとともに、18日の第1回日トルコ防災協働対話ワークショップについて意見交換を行い、次回のワークショップをアンカラで開催することを提案しました。また、2015年3月に仙台で開催される第3回国連防災世界会議への参加を呼びかけました。
・オクタイ長官より、日本の災害時の情報伝達システム等について学びたい旨発言があるとともに、提案のあったワークショップについては可能な限り早い時期に開催したい旨発言がありました。
 
2.第1回日トルコ防災協働対話ワークショップ
(1)日程:平成26年4月18日(金)9:30~17:00
(2)会場:JICA東京国際センター
(3)主催:国土交通省、(独)国際協力機構
(4)出席者
   [日 本 側]   国土交通省 総合政策局 岡積 敏雄 国際建設管理官 ほか
             内閣府、総務省、(独)国際協力機構、民間企業
   [トルコ側]   フアット・オクタイ緊急事態管理庁長官 ほか
(5)ワークショップ結果概要
・[1]内閣府、[2]国土交通省、[3]総務省、[4](独)国際協力機構より、それぞれ[1]大災害時の日本政府の役割、[2]大災害時の国土交通省の役割、[3]日本の防災ICT技術、[4]トルコにおける防災複合拠点整備について発表しました。
・民間企業(4グループ計13社)より、我が国の防災技術について発表しました。
※民間企業発表者:(a)スカパーJSAT(株)・伊藤忠商事(株)・日本無線(株)・(株)東芝・三菱電機(株)・日本電気(株)、(b)NTTコミュニケーションズ(株)・NTT東日本(株)・NTT西日本(株)、(c)清水建設(株)、(d)応用地質(株)・(株)三菱総合研究所・(株)日建設計(発表順)
・トルコ側からは日本の防災に対する関係機関の連携体制や防災システムの個々の技術について高い関心が示されました。また、今後2国間の協働のあり方について議論が行われました。
 

 

お問い合わせ先

国土交通省 総合政策局 海外プロジェクト推進課 小浪、橋爪
TEL:03-5253-8111 (内線25804、25815) 直通 03-5253-8315 FAX:03-5253-1562

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