報道・広報

TICAD VIサイドイベント「日・アフリカ官民インフラ会議」の開催結果について

平成28年8月29日

 国土交通省は、TICADVIサイドイベントとして、8月26日(金)、27日(土)に「日・アフリカ官民インフラ会議」をケニア政府と共催しました。
 本会議においては、末松国土交通副大臣がアフリカ各国のインフラを担当する閣僚との間で、「質の高いインフラ投資」推進のためのリーダーズ・ステイトメント(別紙)を採択するとともに、我が国のインフラ関連企業等76社が優れた技術等の紹介等を行いました。

概要

 「日・アフリカ官民インフラ会議」には、日本から、末松国土交通副大臣のほか、我が国のインフラ関連企業からCEOを含め76社が参加するとともに、エチオピア、モザンビーク、タンザニアのインフラ担当閣僚やコートジボワール、ウガンダ、ザンビア、南アフリカ、コンゴ民主共和国、ナイジェリア、マダガスカル、ギニアのアフリカ12ヶ国から官民の関係者が参加しました。また、世界銀行、アフリカ開発銀行、UNHABITATなど国際機関も参加し、2日間で延べ約700人の参加がありました。

 国土交通省、アフリカ各国からの主な参加者は下記のとおりです。

主 催 : (日本側)国土交通省 (アフリカ側)ケニア運輸・インフラ・住宅・都市開発省
日 時 : 平成28年8月26日(金)9:30~17:00、27日(土) 10:00~16:30
場 所 : ケニア共和国 ナイロビ市内 サロバスタンレーホテル(Sarova Stanley Hotel)
概 要 :(1) オープニング・基調講演・パネルディスカッション、
    (2) ワークショップ、(3) ビジネスマッチング
 
主な参加者: 
【国土交通省】 
末松国土交通副大臣
田端国土交通審議官
海堀建設流通政策審議官

【アフリカ閣僚】
ケニア国 モソ二ク運輸・インフラ・住宅・都市開発副大臣
エチオピア国 アブディサ運輸国務大臣
タンザニア国 ムバラワ建設運輸通信大臣
モザンビーク国 メスキータ運輸通信大臣

【我が国インフラ関連企業】
(社)海外建設協会 山口 専務理事
海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN) 波多野 代表取締役社長
阪神高速道路 幸 代表取締役社長

IHI 斎藤 代表取締役会長兼最高経営責任者 
オリエンタルコンサルタンツグローバル 米澤 代表取締役社長
光陽物産 荘司 代表取締役会長
五洋建設 清水 代表取締役社長
酒井重工業 酒井 代表取締役社長
JFEエンジニアリング 狩野 代表取締役社長
清水建設 宮本 代表取締役会長
双日 加瀬 代表取締役会長
東洋建設 武澤 代表取締役社長
日揮 佐藤 代表取締役会長
パシフィックコンサルタンツ 長谷川 代表取締役会長
福山通運 小丸 代表取締役 取締役社長執行役員
フジタ 奥村 代表取締役社長
三菱重工業 宮永 取締役社長
LIXILグループ 瀬戸 取締役代表執行役社長兼CEO

【その他】
国際協力機構(JICA) 加藤 上級審議役

会議結果

(1)「質の高いインフラ投資」に向けた会議開催結果
 ● 26日(金)は、末松国土交通副大臣の開会挨拶の後、基調講演、トップリーダーズセッションやパネルディスカッションを実施しました。
  ・基調講演においては、アフリカ各国閣僚に向けて、「日本の質の高いインフラ投資」について紹介を行うとともに、アフリカ各国閣僚からは
   「質の高いインフラ投資」に向けた課題や我が国に対する期待等について発表がありました。
  ・トップリーダーズセッションにおいては、日本企業等13社のCEOが登壇し、自社の「質の高いインフラ投資」の実績や技術等について
   プレゼンテーションを行いました。
  ・パネルディスカッションにおいては、林横浜市長、アフリカ各国政府の幹部、世界銀行、アフリカ開発銀行、民間企業幹部等が参加し、
   アフリカにおけるインフラ整備のあり方や質の高いインフラ整備に向けたファイナンス等について議論しました。
 ● 翌日27日(土)は、テーマ別、分野別のワークショップやビジネスマッチングを実施しました。
  ・ワークショップにおいては、ビジネス環境改善等のテーマ別セッションや、港湾、道路・橋梁等の分野別セッションを設け、国土交通省や
   日本企業、アフリカ企業等からプレゼンテーションを行いました。
  ・ ビジネスマッチングにおいては、日本企業とパートナーとなり得るアフリカ各国企業等との間で関係構築を行いました。

(2)「質の高いインフラ投資」の推進のためのリーダーズ・ステイトメントの署名・採択
 ● 末松国土交通副大臣は、本会議に参加したケニア、エチオピア、モザンビーク、タンザニア各国のインフラ担当閣僚等との間で、
  リーダーズ・ステイトメントに署名・採択しました。
 ● リーダーズ・ステイトメントにおいては、「質の高いインフラ投資」の推進に向けて、より多くのアフリカ各国との間でも認識を共有するため、
  官民インフラ会議の開催等の取組みを拡大するなど、今後さらにアフリカ諸国において「質の高いインフラ投資」を強力に展開していくことを確認しました。

 ■ 末松国土交通副大臣によるアフリカ4ヶ国閣僚等とのバイ会談
 ・末松国土交通副大臣は、本会議の機会に、ケニア、エチオピア、モザンビーク、タンザニアの閣僚等とバイ会談を実施し、各国で進展する
   インフラ・プロジェクト等について意見交換するとともに、アフリカ各国からは、「日本の質の高いインフラ投資」への期待が表明されました。

 ■ 末松国土交通副大臣のTICAD VI本体会合への参加
 ・末松国土交通副大臣は、TICAD VIのテーマ別会合「経済多角化・産業化を通じた経済構造改革の促進」において、低廉なライフサイクルコストや
   現地人材育成・技術移転を特徴とする我が国の「質の高いインフラ投資」を通じたアフリカへの協力・支援を表明しました。また、インフラ関連企業3社から、
   「質の高いインフラ整備」を通じたアフリカ発展への貢献が表明されました。

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局国際政策課 石垣、大澤、星川
TEL:03-5253-8111 (内線25203、25205、25216) FAX:03-5253-1562

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