１．排出ガス対策型建設機械の指定について
　 国土交通省では、建設現場の作業環境の改善、機械施工が大気環境に与える負荷の低減を目的と して､排出ガス対策型建設機械の型式指定を行い、当該建設機械の普及促進に努めています。
　今回、以下の指定を行ったのでお知らせします。

（１）第３次排出ガス対策型建設機械の指定
　これまで未規制であった公道を走行しない建設機械等の排ガス対策を推進するために「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」（以下「オフロード法」）が平成１８年４月より施行されました。併せてオフロード法の規制対象外となる可搬式建設機械（発動発電機等）やエンジン出力が１９ｋＷ未満の建設機械についても、オフロード法と同等の基準を適用して排ガス対策を進めることから、「排出ガス対策型建設機械の普及促進に関する規程」（平成１８年３月１７日付国土交通省告示第３４８号）及び「第３次排出ガス対策型建設機械指定要領」（平成１８年３月１７日国土交通省大臣官房技術審議官通達）を策定し、第３次排出ガス対策型建設機械の型式指定を実施しております。
　　今回、上記規程もしくは要領に基づき、平成２２年３月３０日付けで、別表１に示すとおり第３次基準値適合の排出ガス対策型建設機械として７機種２１型式の指定を行いました。なお、トンネル工事用排出ガス対策型建設機械の指定は今回はありませんでした。
　　また、「みなし指定建設機械※１」の届出も今回はありませんでした。
※１）みなし指定建設機械とは、オフロード法に基づき届出された特定特殊自動車と同一でありオフロード法規制開始前に製作された建設機械を指定建設機械とみなしたもの。
     
◆【第３次基準値関係】指定状況（詳細は参考資料１を参照）

		前回までの指定	今回指定	累    計
排出ガス対策型建設機械	機種数※２	18	7	21
	型式数	174	21	195
トンネル工事用排出ガス対策型建設機械	機種数	6	0	6
	型式数	26	0	26
みなし指定建設機械	機種数	13	0	13
	型式数	191	0	191

※２）今回指定された７機種の内４機種は前回までの指定機種と重複している。
　　　今回指定機種として新たに３機種を追加したため累計は２１機種。
             
（２）第２次排出ガス対策型建設機械の指定
　「排出ガス対策型建設機械指定要領」(平成３年１０月８日付建設大臣官房技術審議官通達、最終改正平成１４年４月１日)に基づき、平成４年から第１次基準値（平成１５年１２月指定終了）、平成１３年から第２次基準値に適合した排出ガス対策型建設機械及びトンネル工事用排出ガス対策建設機械の型式指定を行っています。
　今回、上記要領に基づき、平成２２年３月３０日付けで、別表１に示すとおり第２次基準値適合の排出ガス対策型建設機械として２機種３型式の指定を行いました。なお、トンネル工事用排出ガス対策型建設機械の指定は今回はありませんでした。
 
◆【第２次基準値関係】指定状況（詳細は参考資料１を参照）

		前回までの指定	今回指定	累  計
排出ガス対策型建設機械	機種数※３	69	2	69
	型式数	2380	3	2383
トンネル工事用排出ガス対策型建設機械	機種数	16	0	16
	型式数	137	0	137

※３）今回指定された２機種は、前回までの指定機種と重複しているため累計は前回までと同数。    

 

２．排出ガス対策型原動機（エンジン）・黒煙浄化装置の認定について
 　 平成２２年３月３０日付けで、「第３次排出ガス対策型建設機械指定要領」（平成１８年３月１７日付国土交通省大臣官房技術審議官通達）に基づき、別表２に示すとおり第３次基準値適合黒煙浄化装置として１型式の認定を行いました。（認定状況は参考資料２を参照）
    なお、排出ガス対策型原動機（エンジン）の認定は今回はありませんでした。