報道・広報

新幹線における車両及び重要施設に関する浸水対策について

令和2年5月27日

 新幹線における車両及び重要施設に関する浸水対策の具体的内容についてとりまとめました。

  昨年10月の令和元年東日本台風(台風19号)の影響により、JR東日本 長野新幹線
車両センターにおいて新幹線車両10編成が浸水するなどの被害が発生したことを踏ま
え、同様の事象の再発防止のため、同年12月、国土交通省において、新幹線における
車両及び重要施設に関する浸水対策の考え方等についてとりまとめ、新幹線を運行する
JR各社に対し、車両避難計画の策定を含む具体的な浸水対策を検討し、国土交通省に
報告するよう指示したところです。

   これを受けて、国土交通省において、JR各社からの報告内容について確認のうえ、令
和2年の出水期を迎えるにあたり、新幹線における車両及び重要施設に関するJR各社
による浸水対策の具体的な内容についてとりまとめました。(別添参照)

   これにより、令和2年の出水期より、新幹線車両の浸水被害を最小化するための車両
避難や予備品を活用した復旧の迅速化が図られることとなります。

とりまとめ概要 (車両基地及び車両に関する浸水対策)

 1.計画規模 降雨により浸水被害が想定される車両基地

    (1) 長野新幹線車両センター(JR東日本)
            ・運行への影響が大きいと考えられる電気設備のかさ上げ等
            ・車両の検修庫等について、建屋開口部等に止水板又は止水壁等の設置 など

        (2) 鳥飼車両基地(JR東海)
            ・現在建設中の安威(あい)(がわ)ダム等の完成(令和5年度予定)により浸水被害が発生し
              なくなると見込まれるが、信号機器室に浸水被害が発生した場合には災害用予
              備品を活用するなど運行への影響を軽減する。
 
2.想定最大規模降雨により浸水被害が想定される車両基地

        車両の浸水被害を最小化するため、JR各社が定めた車両避難計画に従って車両
    避難を実施するとともに、他の車両基地の有効活用により車両検査を代替実施する。

お問い合わせ先

国土交通省鉄道局技術企画課 平石、山岸、施設課 中山
TEL:03-5253-8111 (内線40763・40892) 直通 03-5253-8524 FAX:03-5253-1634

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