平成23年9月5日

　標記会議を下記のとおり開催しましたので、その概要をお知らせします。

１．日　時　平成２３年９月５日（月）１３：３０～１５：３０
２．場　所　国土交通省合同庁舎３号館　１１階特別会議室
３．出席者　別紙１のとおり
４．議　題
（1） 東日本大震災の津波発生時における旅客の避難状況の検証について
（2） 東日本大震災での対応状況を踏まえた教訓の整理
（3） その他
５．会議の概要
（1） 国土交通省より、東日本大震災の津波発生時における旅客の避難状況の調査結果について報告した。主な報告内容は以下のとおり。
[1]　東日本大震災に伴う津波発生時においては、乗客、地域住民の協力の下、マニュアル等に沿って又は乗務員自らの判断によって、旅客を避難場所に誘導することができた。
[2]　指令・駅の津波（大津波）警報の知得方法は、「テレビの速報」が多い。
[3]　乗務員の津波（大津波）警報の知得方法は、「列車無線」がほとんどであったが、一部区間において無線が途絶したため、携帯電話のワンセグ等を活用した事例があった。
（2） 東日本大震災での対応状況を踏まえた教訓について意見交換した。
（津波発生時における鉄道旅客の安全確保の例：別紙２のとおり）
（3） 鉄道旅客の安全確保のための課題と対応策について、とりまとめることとした。これまでに明らかになった主な課題は、以下のとおり。
[1]　通信手段（列車無線）が途絶した場合の対策。
[2]　浸水の可能性のある区間で列車が停止した場合の迅速な避難方策。
[3]　駅間停止列車から避難する場合の迅速な降車方策。
[4]　夜間における避難方策。