○ 国土交通省と民都機構（一般財団法人民間都市開発推進機構）は、地域金融機関と連携して、一定のエリアをマネジメントしつつ、当該地域の課題解決に資するリノベーション等の民間まちづくり事業を連鎖的に進めるため、当該事業へ出資等を行う「マネジメント型まちづくりファンド支援事業」を平成29 年度に開始しました。

○ この度、民都機構は山口銀行等との間で「長門湯本温泉まちづくりファンド」を設立し、同ファンドへの出資を行うことになりました。同ファンドでは、長門湯本温泉エリアにおける入浴施設、宿泊施設、飲食施設、物販施設等の整備・運営等によって、新たな魅力を創出し、観光客や住民の満足度を向上させる民間まちづくり事業を資金面で支援してまいります。
なお、中国地方におけるマネジメント型まちづくりファンドの造成は、本件が初めてとなります。また、地方銀行が造成主体となる初のマネジメント型まちづくりファンドとなります。

○ 山口県長門市は、全国の温泉街に関する豊富な知見を有する民間事業者と協働して「長門湯本温泉観光まちづくり計画」を策定し、全国トップ10 に入る温泉地を目指しています。同ファンドの支援対象である長門湯本温泉エリアは、平成29年３月に国土交通省の「景観まちづくり刷新モデル地区」の指定を受け、景観の刷新を進めています。こうした取組と同ファンドによる支援の相乗効果により、より一層のまちの魅力向上が期待されます。

マネジメント型まちづくりファンドの設立（長門湯本温泉まちづくりファンド）（PDF形式：565KB）