報道・広報

第1回都市計画基本問題小委員会の開催
~人口密度の低下・まちの魅力の低下を引き起こし都市を衰退させる「スポンジ化」現象への取組をスタートします~

平成29年2月13日

 国土交通省では、人口減少社会で顕在化しつつある「都市のスポンジ化(*)」などの都市をめぐる様々な課題への対応方策を調査・検討するため、第1回都市計画基本問題小委員会(委員長:中井検裕東京工業大学大学院教授)を2月15日に開催します。
*都市の内部において、小さな孔が空くように、空き地、空き家等が、小さな敷地単位で、時間的・空間的にランダムに、相当程度の分量で発生すること。都市の密度が低下することで、サービス産業の生産性の低下、行政サービスの非効率化、まちの魅力の低下、コミュニティの存続危機など、様々な悪影響を及ぼすことが懸念される。

 

1.「都市のスポンジ化」を取り上げる背景
 人口減少下にあっても持続可能な都市構造を実現するためには、コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりを進めることが必要です。
 しかしながら、多くの都市では、空き家・空き地がランダムに発生する「都市のスポンジ化」というべき事象が顕在化しています。「都市のスポンジ化」は、コンパクトシティ政策による居住や都市機能を集約する取組の効果を減殺して、人口密度の低下やまちの魅力の低下、ひいては都市の衰退を招くおそれがあります。
 一方、都市の拡大の時代に整備された、現行の都市計画の枠組は、「都市空間が使われなくなる」といった事象には十分に対応できないことが懸念されています。
2.検討アプローチ
 本小委員会は、1月27日に開催された社会資本整備審議会都市計画・歴史的風土分科会において設置が決定されました。小委員会においては、この「都市のスポンジ化」をはじめとする諸課題について、計画制度だけでなく、事業、運用改善、周辺施策との連携を含め、どうすれば現実的で有効な解決策が得られるかというアプローチで検討します。
3.その他小委員会で取り上げるテーマ
 小委員会では、このほか、地域にふさわしい土地利用の実現、まちづくりの多様な担い手の参画など、幅広いテーマを検討課題として取り扱っていく予定です。

第1回の詳細は下記のとおりです。

                  記

1.日  時:平成29年2月15日(水)10:00~12:00
2.場  所:国土交通省6階618会議室(都市局局議室)
       (東京都千代田区霞が関2-1-3中央合同庁舎3号館)
3.議  題: ・ 都市計画基本問題小委員会について
          ・ 都市をめぐる現状と課題について
          ・ 都市のスポンジ化について
※ 報道関係者傍聴可。会議冒頭(議事に入るまで)のみカメラ撮り可。
(傍聴を希望される場合は、2月14日(火)15:00までに所属、氏名、連絡先を下記まで登録してください。)
※ 配布資料及び議事録は後日、国土交通省HPに掲載します。

添付資料

小委員会の開催について(PDF形式)PDF形式

小委員会の設置について(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省都市局都市計画課 中川
TEL:03-5253-8111 (内線32663) 直通 03-5253-8409
国土交通省都市局都市計画課 立原
TEL:03-5253-8111 (内線32634) 直通 03-5253-8409

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