都市公園及び地方公共団体が都市公園に準じて条例等に基づき管理を行っているその他の公園等に設置されている遊具等（平成26年3月31日現在）

平成25年度における以下の事項
　・都市公園等における遊具等の設置状況
　・遊具等の安全点検状況
　・遊具等の安全確保措置状況

（１）調査対象公園数
　1,411の地方公共団体等において、各管理主体が管理する146,096箇所の都市公園及びその他の公園で調査が実施された。

（２）遊具等の設置状況
　都市公園及びその他の公園において設置されている遊具等の総数は463,933基であり、前回（平成22年度）より、1.1%増となった。
　設置数の多いものは、踏み板式ぶらんこ（70,868基 15.3％）、すべり台（67,610基 14.6％）、砂場（60,677基 13.1％）の順で前回調査と同様であった。
　設置数の増加の割合が高いものは、健康器具系施設（28.1％増）、吊り輪（16.8％増）、複合遊具(鋼製)（12.8％増）の順であった。（前回調査では、健康器具系施設（35.9％増）、複合遊具（鋼製）（13.6％増）、複合遊具（その他）（12.4％増）の順）
　設置数の減少の割合が高いものは、複合遊具(木製)（15.8％減）、ゆりかご型ぶらんこ（7.3％減）、石の山・コンクリート製の山等（5.8％減）の順であった。（前回調査では、ゆりかご型ぶらんこ（25.5％減）、吊り輪（24.5％減）、回転塔（14.8％減）の順）

（３）遊具等の点検状況
　公園管理者が実施するものの点検状況については、日常点検は平均で月に3.6回、定期点検は平均で年に1.8回であった。（前回調査では、日常点検は平均で月に3.8回、定期点検は平均で年に2.1回）

（４）点検後の安全確保措置の状況
　平成25年度の１年間に公園管理者が実施した遊具等の点検の結果、修理・撤去等の安全確保措置が必要となったものは、全数の7.5%にあたる34,701基であった。（前回調査では、全数の8.6％にあたる39,716基）
　要措置遊具等に対してとられた本格的な措置として多かったものは、修理（11,514基 66.6％）、更新（2,075基 12.0％）、撤去（1,717基 9.9％）の順であった。（前回調査では修理（16,729基 62.6％）、更新（3,901基 14.6％）、撤去（2,624基 9.8％）の順）

（５）遊具等の設置経過年数の状況
　遊具等の設置経過年数は、設置後20年以上経過しているものが221,110基あり、全体の47.7％を占めていた。 （前回調査では、設置後20年以上経過しているものは、213,295基 46.5％）

　国土交通省においては、遊具等の老朽化対策や安全点検への対応に係る強化を図ることを目的として、平成26年6月に「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」を改訂し、公園管理者である地方公共団体に通知する等、都市公園における遊び場の安全性を高めるための取り組みを進めているところです。
　また、平成26年度より「公園施設長寿命化対策支援事業」を創設、さらに「都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業」の支援期限を平成25年度末から平成30年度末に延長し、各地方公共団体で実施される老朽化した遊具等の更新等を促進し、安全対策の一層の推進を図っています。
　今後も、各公園管理者が公園の遊具等を適切に設置・管理することにより、都市公園が子どもにとって楽しく安全に遊べる場として利用されるよう、引き続き指針の周知徹底と各公園管理者が行う遊具等の安全・安心対策に対する支援に努めて参ります。

集計結果の内訳等（PDF形式：269KB）

別表（PDF形式：95KB）