国土交通省においては、建設分野の外国人技能人材の監理の適正化及び質の向上に資する取組みのうち、先導的なモデルとなる取組みや、技能実習修了者の就業情報等に係る情報の収集事業について支援するための公募を実施し、事業者を選定いたしました。

建設分野における外国人技能実習生の受入れは年々増加傾向にあり、建設分野の技能実習修了者を対象にした外国人建設就労者受入事業では、本年８月末現在で、７７５名の外国人材の方に御活躍頂いております。
国土交通省においては、我が国の建設技能・知識等を備えた外国人技能人材を育成し、国内建設事業の円滑な実施、母国の建設プロジェクトの進展や我が国建設企業の海外進出に貢献していただくことを目的として、「外国人建設就労者受入事業に係る人材活用モデル事業」及び「外国人建設就労者受入事業に係る情報収集事業」について、８月４日から８月３１日の間、事業者の公募を実施いたしました。
公募に対し、モデル事業については６件、情報収集事業者については４件の応募があったところですが、外部有識者の参加を得た「審査委員会」を経て、この度モデル事業者３者、情報収集事業者１者を選定いたしました。
 
１．モデル事業者

 

事業者名	対象国	事業概要
圏友協同組合	ベトナム	ベトナムにおける建設トレーニングセンターを活用した教育。
株式会社マツザワ瓦店	フィリピン	フィリピンにおける職業訓練校と提携した、基礎教育。
株式会社LIGARE	ベトナム	ベトナムにおける現地送り出し機関の研修棟を活用した教育。

 
２．情報収集事業者

事業者名	対象国	事業のテーマ
株式会社アーク教育システム	タイ、フィリピン、ベトナム等	東南アジア地域建設系技能実習生帰国実態調査及び日本語能力と建設技能習得との因果関係解明調査

 
３．今後の予定
・１０月～２月上旬　事業の実施、事業者への助言・指導
・　２月上旬～３月下旬　事業の実施結果の評価・分析、事業成果の周知
※　モデル事業及び情報収集事業に関する助言・指導等の業務については、国土交通省の委託を受け、(一財)国際建設技能振興機構(以下「機構」という。)が実施します。募集要項等については機構ホームページに掲載しています。