報道・広報

利根川水系及び荒川水系における水資源開発基本計画の変更について

平成20年7月3日

利根川水系及び荒川水系における水資源開発基本計画について、計画目標年度を平成27年度とし、近年の河川流況を踏まえた上で安定的な水の利用を確保するために、以下の通り、需要の見通し、供給の目標等の変更を行います。

 

1.目標年度・対象地域

目標年度: 平成27年度 (現行計画:平成12年度)

対象地域: 利根川水系及び荒川水系に、水道用水、工業用水及び農業用水を依存している茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県及び東京都の諸地域

 

2.水需要の見通し

水の使用実績や各県による需要想定の考え方を踏まえ、現行計画と比べ水需要の見通しを次のように下方修正しました。

【都市用水(水道用水+工業用水)】

  対象地域において利根川・荒川水系に依存する需要水量

      約 232 m3/s:現行計画(平成12年度目標)

         ↓

      約 176 m3/s:次期計画(平成27年度目標)

  【農業用水】

    対象地域において利根川・荒川水系に依存する新規需要水量

      約 43 m3/s:現行計画(平成12年度目標)

         ↓  

      約 0.3 m3/s:次期計画(平成27年度目標)

 

             

3.供給の目標

水需要の見通しに対し、近年の降雨状況等による河川流況の変化を踏まえた上で、地域の実情に即して安定的な水の利用を可能にすることを供給の目標としました。

このため、4.に示す施設整備を行い、これまでに整備した施設とあわせて、近年20年に2番目の規模の渇水時において毎秒約169立方メートルの都市用水の供給が可能であると見込んでいます。(なお、計画当時の河川流況を基にすれば、その水量は毎秒約197立方メートルとなります。)

また、農業用水の増加分として毎秒約0.3立方メートルを湯西川ダムにより供給します。

 

4.施設整備

供給の目標である安定的な水の利用を可能とするため、次の事業の必要性を計画に位置付けました。

・思川開発事業

・八ッ場ダム建設事業

・霞ヶ浦導水事業

・湯西川ダム建設事業

・北総中央用水土地改良事業

・滝沢ダム建設事業

・武蔵水路改築事業

・印旛沼開発施設緊急改築事業

・群馬用水施設緊急改築事業

 

5.閣議決定、国土交通大臣決定予定日

 平成20年7月4日(金)

 

お問い合わせ先

国土交通省土地・水資源局 水資源部 水資源計画課水資源総合調整官 田中
TEL:(03)5253-8111 (内線31202) 直通 (03)5253-8387
国土交通省土地・水資源局 水資源部 水資源計画課企画専門官 金子
TEL:(03)5253-8111 (内線31203) 直通 (03)5253-8387

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