平成28年6月7日

国土交通省では、渇水情報の収集・連絡体制を強化するため、平成２８年６月７日に「国土交通省水管理・国土保全局渇水情報連絡室」を設置しました。

　今年は、首都圏の１都５県（東京都、千葉県、埼玉県、茨城県、群馬県、栃木県）の水源となっている利根川上流での最大積雪深及び累加降雪量が例年に比べて小さく、さらに、利根川中上流域の降水量が少ない状況が続いています。このため、利根川上流８ダム（矢木沢ダム、奈良俣ダム、藤原ダム、相俣ダム、薗原ダム、草木ダム、下久保ダム、渡良瀬貯水池）の貯水量は例年の約６割と非常に少ない状況になっています。
　このような状況を踏まえ、今後の降雨状況によっては深刻な渇水状況に至り、国民の生活や経済活動に影響を生じる可能性があるため、引き続き注視していくことが必要です。そこで、国土交通本省において渇水情報の収集・連絡体制を強化するため、平成２８年６月７日に「国土交通省水管理・国土保全局渇水情報連絡室」を設置しました。
　今後、利根川をはじめ、全国の渇水状況についてとりまとめ、逐次発表します。限られた水資源を有効に活用するため、節水にご協力をお願いします。なお、全国の渇水情報については、下記の渇水情報総合ポータルに掲載しています。
　http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizukokudo_mizsei_kassui_portal.html