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河川局

I.平成12年度河川局関係予算の概要

第2 概算要求の主要事項



5.その他新規採択事業等



  1. 津付ダム建設事業【補助多目的ダム】

     岩手県の気仙川流域では、平成10年8月豪雨、11年7月豪雨により2年連続で甚大な被害を受けているほか、水源として広く利用されている気仙川の流況が不安定なため毎年のように水不足が発生している。また、下流に位置する陸前高田市では、地域振興策として工業団地造成を進めており、抜本的治水対策や流況の安定化、新たな工業用水の確保のため、気仙川水系大股川(岩手県気仙郡住田町)でダム建設を実施する。

  2. 土器川総合開発実施計画調査(再開)【直轄多目的ダム】

     香川県の土器川流域では、近年22年で17回もの渇水被害を受けており、早期の安定的な水資源確保が必要とされている。また渇水時には川底が干上がる瀬切れが生じ、河川環境改善のための表流水確保が求められている。一方、当地区は平成2年をはじめ度重なる浸水被害を受けており、治水安全度の向上も必要とされている。

     前の川ダム事業は利水上の効率を理由に休止されたが、流域の既存施設との連携により利水上の効率を大きく改善し、治水・利水・環境上の諸問題を流域全体で総合的に解決すべく、土器川総合開発事業として再開する。


  3. 仙台湾南部海岸事業【新規直轄海岸】

     仙台湾南部海岸は、仙台市から福島県境まで延長約50kmに及ぶ長大な砂浜海岸であるが、海岸の背後には、政令指定都市である仙台市を抱えるとともにJR常磐線、仙台空港、国道6号があり、交通輸送上も重要な地域である。

     近年、海岸侵食が急激に進み、堤防が倒壊するなど大きな災害が発生しているため、特に侵食の激しい区域について平成12年度より直轄化し、砂浜の保全・創出を主体とした抜本的な侵食対策としてヘッドランド及び養浜工を実施する。




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