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河川局

I.平成13年度河川局関係予算の概要

第2 予算の主要事項



1−3 生活基盤充実(生活関連等公共事業重点化枠及び日本新生特別枠対応)

 「健康な暮らしと自然と調和した健全な環境の創出」及び「個性あふれる地域社会の形成」を目指し、豊かな環境の創造のための生活関連の社会資本の整備を推進する。
1. 総合的な都市雨水排水対策
[事業費:676億円、国費:378億円(うち生活関連等公共事業重点化枠国費:11億円、日本新生特別枠国費:4億円)]
 河川整備等の遅れにより、慢性的に浸水被害を受けている既成市街地等において、住宅・宅地整備と連携した貯留・浸透施設の整備や地下放水路・調節池の整備、下水道整備と連携した河川改修等の雨水排水対策を総合的に実施する。
  • 流域の市街化が著しい総合治水対策特定河川(17水系)等において、21世紀初頭までに時間雨量50mmに対応可能な河川整備を実施し、内水被害を軽減
  • 平成13年度は、寝屋川(大阪市)、鶴見川(横浜市等)等約150箇所を整備

【総合的な都市雨水排水対策のイメージ】
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●河川改修
河道の拡幅や堤防などを作り、洪水を安全に海へ流します

●学校貯留
学校の敷地を利用し、降った雨を一時貯留します。

●棟間貯留
住宅と住宅の棟間を利用して、団地に降った雨を一時溜めます。

●透水性鋪装
歩道や駐車場に降った雨を地中に直接浸透させます。

●河川遊水地
河川の洪水を一時貯留し、下流への浸水を防止します。

●開発遊水池
新たに開発する地区では、降った雨を一時的に溜める調整池を設置し、徐々に川に流 します。

●公共遊水池の改良
下水道局所管の遊水池の容量拡大をします。

●分水路・放水路
河道改修で不足する断面を分水路や放水路で海や川に分水します。
●各戸貯留浸透
集合住宅や個人住宅に雨水浸透ますを設置します。

●地下調整池
河道の拡幅が難しい河川では、道路下などの地下に貯留施設を設置します。

●緑地保全(水源の森)
森や林は天然の優れた保水機能を持っています。緑地を保全することが大切な治水対 策になります。

●ピロティ建築
1階を駐車場など支柱だけにし、2階以上を住居などにする建築。洪水時の被害の軽減 に役立ちます。

●多目的遊水地
降った雨を一時的に溜め、下流の治水安全度を高めます。なお、通常はグランドや公 園などに利用します。

●内水対策
内水を排除する下水道やポンプ場の整備が市街地の浸透を解消します。

●洪水予報
都市化が進み、雨が降ってから川が増水するまでの時間が短くなっています。洪水に対して早急に対 処できる体制が必要です。

【寝屋川南部地下調整池(大阪市)】
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○省庁連携による災害ネック解消対策【連携】
交通部局と連携し、想定氾濫区域に地下鉄を含む都市内河川における集中的な治水対策や、河川改修等のネックとなる鉄道橋の架け替え等を促進する。

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