1.河道計画上の工夫が見られる事例

⑥河床幅

    河岸を2割にして河床幅が狭くなる場合には、護岸を立てて河床幅を確保する。

河床幅を確保して河床環境を保全した災害復旧事例

丸谷川
 1年後(H26.9)  
 みお筋を移動させ、河道断面に余裕がある箇所に、掘削でワンドを形成しました。その際、ワンド形成の際、様々な地盤高に整備したことで、様々な植生帯が形成されています。
 また、護岸を立ち護岸にしたことで、前面の植生帯が広く護岸の見え面積が小さく、美しい河道に仕上がっています。
 
施工後(H25.10)
 ■基本方針の活用ポイント■ 凡例:◎工夫が優れている ○配慮されている △もう少し工夫が望まれる
 河道計画上の工夫点
法線

流速

スライド
ダウン

片岸拡幅

みお筋

河床幅
-
 災害復旧上の工夫点
河岸・
水際部

環境要素
の保全

景観配慮

重要種
への配慮

環境への
配慮
- -
 ■河川DATA■
 水系/河川名  一級河川 大淀川水系 丸谷川(まるたにがわ)
 事業名  河川等災害関連事業
 事業主体  宮崎県
 年災  平成22年度
 河川の流域面積  41.57平方キロメートル
 河道特性  セグメント1(谷底平野)
 主な工事概要  河床掘削工V=42,124m3、護岸工A=8,961m2、落差工N=1基
 川づくりのテーマ  既存の線形や施設を生かし、川幅に大小の変化を持たせた川づくり

雫石川 
工事完成後(H27.8)  
 流下能力を確保するため、川幅拡幅や河床掘削を行う必要がありました。その際、水裏部の河畔林を残存させ、水衝部側を拡幅したことで、従前の環境が維持されています。
 さらに、その河床幅を確保するために5分勾配の護岸を採用することで川幅を確保するとともに、現地在材の大きな石を河床に点在させたことで、より変化のある河道に復旧しています。
被災後(H26.8)
 ■基本方針の活用ポイント■ 凡例:◎工夫が優れている ○配慮されている △もう少し工夫が望まれる
  河道計画上の工夫点
法線

流速

スライド
ダウン

片岸拡幅 

みお筋

河床幅
- - -
  災害復旧上の工夫点
河岸・
水際部

環境要素
の保全

景観配慮

重要種
への配慮

環境への
配慮
-
 ■河川DATA■
 水系/河川名  一級河川 北上川水系 雫石川(しずくいしがわ)
 事業名  災害関連事業
 事業主体  岩手県
 年災  平成25年度
 河川の流域面積  64.9平方キロメートル
 河道特性  セグメントM
 主な工事概要  河道掘削、護岸工等
 川づくりのテーマ  豊かな河川景観を保全しつつ災害に対応できる流量増の実現

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