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河川局



全国初の渇水対策容量を持ったダムの水利権許可!!




 平成13年1月23日、長崎県知事により下の原ダムの嵩上げに関する水利権の許可がなされました。
 佐世保市は、大きな河川がなく、いくつかあるダムの容量も小さいため、昭和53年、平成6年の断水の他、昭和57年、59年、60年、61年、63年、平成元年、5年、7年、9年、10年、11年の渇水調整など、頻繁に渇水の被害を被ってきました。
 この下の原ダムは、現在の佐世保市の水源であるダムが計画では、4年に1度程度底をつくため、おおむね10年に1度の渇水にも耐えられるようにダムを嵩上げするとともに、昭和53年のような、異常な渇水時にも必要最小限の水を補給できる、渇水対策容量 を備えています。
 渇水対策容量を確保したダムの建設は、全国各地で実施されていますが、水利権が許可されたのは、全国で初めてです。

○渇水対策容量とは
 石油、米には、いざという時のために、緊急備蓄があります。
 今回、佐世保市の下の原ダムで許可された渇水対策容量とは、水の緊急備蓄であり、計画規模(おおむね10年に1度)を上回る異常渇水時において、必要最低限の市民生活、経済活動を維持するうえで不可欠な生活用水を補給するための容量です。
  通常の渇水時には使用せず容量を温存しておき、昭和53年、平成6年のような市民の生活に大きく影響を及ぼす渇水時に使用する計画となっています。
  この容量により、佐世保市民の7日分の水道用水が確保され、渇水に強い都市づくりへ一歩前進することとなります。

 

【渇水対策容量 】





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