川へいく前や大雨の時は
水位をチェック
カワボウの「テレメータ」の中には、川の水位観測の情報が入っています。
「テレメータ」をクリックし、見たい地域を選んでいくと、観測所の選択画面が出ます。
観測所の選択画面では、△マークが水位観測所を示していて、はん濫注意水位や避難判断水など、
基準となる水位を超えている場合には、色づけして教えてくれます(右側の凡例に注目)。
大雨のときは、1時間おきに確認して、色の変化に注意するといいですね。
断面表示の水位情報
川の水位情報は、観測地点の断面を示していてとても分かりやすくなっています。
堤防の形や住家のたっている場所も示されていて、それに対する現在の水位と、はん濫注意水位、
避難判断水位など基準となる水位が数値と図上の線で示されています。
従って、現在の水位がどのあたりまで達しているか、はん濫の心配がないかなど一目で分かります。
是非、この水位観測の情報がどこにあるのかを普段から把握して下さい。
下の図は神奈川県にある相模川の神川橋観測所の2014年10月6日12時の水位を示したものです。
台風18号の襲来により、前日から雨が降り続き、24時間で水位が4.3mも上昇し、はん濫注意水位である5.50mを超えていることが分かります。
この情報を見るだけでも、水害への危機感を持つことができます。
ライブカメラを同時に確認
川によってはライブカメラが設置されている場所があります。ちょっと探すのが大変かもしれませんが、
その河川を管理している河川事務所などのホームページを検索してみてください。自分に関わる川のライブカメラがあると、カワボウによる水位の確認だけでなく、
普段の様子も見られて楽しいです。右の写真は上の図と同時刻の神川橋の様子です。水位が5.67mになると、こんなにも川幅が広がり、
橋げたが水に浸かっていることがよくわかります。このような時は大変危険ですので、川に近づくのは絶対に避けましょう。
※注:水位は川底から測った高さではなく、観測所ごとの基準点からの高さです。平常時との差を知ることができます。