さらに情報を活用する
地図や空中写真に加えて、国土地理院地図では、様々な情報を重ね合わせて見ることができますが、
その中の1つに、「土地条件図」というものがあります。
これは、土地の自然条件を元にして、地形を分類した図で、防災計画を策定する際などに活用されます。
この図を見ると、黄色で示された「自然堤防」というものがあります。
これは文字通り、川が運ぶ土砂が自然に堆積して、堤防のような高まりになった地形を示しますが、
1947・1948年の空中写真をよく見ると、②の一帯やその南側では、
自然堤防の上に集落があることに気がつきます(赤点線内)。
水害のリスクを避け、かつ農地にアクセスしやすい、そんなバランスの良い場所だったのでしょう。
国土地理院のウェブサイトでは、地図上で右クリックするだけで、その地点の標高がわかる
システムを試験公開しています。
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