首都圏1都5県(東京・埼玉・群馬・栃木・茨城・千葉県)の水道・工業用水の水は、
ほとんど川から取水していますが、なんと、その77%は利根川水系※からきています。
利根川の流域面積は日本最大。広大なエリアの水が利根水系に集まり、私たちの生活を支えています。
※利根川水系:利根川と渡良瀬川・鬼怒川・小貝川・中川・江戸川など、支流や分流を合わせた川全体を指します。
首都圏で広く使われている利根川の水。その水を遠くでも使えるようにするため、
利根川と荒川をつなげる「武蔵水路」が建設されました。(昭和42年水路完成)
利根川の水を荒川に送り、荒川から取水することができるようになりました。
他にも、川と川をつないだり、「導水路」と呼ばれる施設があちこちにあり、川の水を融通しあっています。