目次 > 第4章 今後の対策の方向性 > 4-3 共助―地域社会の結束
2004年7〜8月・台風10号(徳島県阿南市)
水防団は水害の発生が予測される場合、応急的な堤防補強や危険地域に住む住民の避難誘導など、最前線での水防活動に取り組む共助の象徴とも言うべき防災組織である。
1949年に制定された「水防法」で市町村には水防管理団体(水防団)を置くことが義務づけられたが、そのほとんどが消防団員との兼務となっており、特に近年では団員の減少や高齢化が進行して、時代にふさわしい水防体制の強化が求められている。