目次 > 第4章 今後の対策の方向性 > 4-5 行政の取り組み(河川管理者の取り組み)
(3)遊水地と調節池
渡良瀬遊水地
上・中流域の市街化や河川の整備が進み、流域に降った雨がすべて下流に集まると、下流域の都市部で洪水の危険性が高まる。これを軽減するために設けられたのが遊水地や調節池。
渡良瀬遊水地は33km2の広さをもち、茨城県古河市の北西に位置し、茨城、栃木、群馬、埼玉の4県の県境にまたがる。1963年に着工、現在は3つの調節池に分割。渡良瀬川や思川、巴波川の洪水を一時的に遊水地内にためて、利根川の氾濫を防ぐ。