平成16年度版
台風10号とその後の発達した雨雲が流れ込んだ影響により、高知県や愛媛県では1時間に100mmを超える猛烈な雨を観測し、総降雨量は徳島県神山町で1,243mmに達し、7・8月の月降水量の平年値のおよそ3倍の雨が降った。この台風による四国地方の一般被害は、死者1名、行方不明者2名、負傷者4名、住家全壊12棟、半壊15棟、一部損壊32棟、床上浸水147棟、床下浸水695棟(消防庁調べ:8月26日現在、台風11号及び関連する大雨被害含む)となった。
台風16号の影響により、総雨量は西日本の太平洋側で500mmを超える大雨となったほか、瀬戸内海では台風の接近と大潮の時期が重なり、高松港、宇野港などで観測開始以来最も高い潮位を観測し、高松市内をはじめとする広範囲で高潮により浸水被害が発生した。この台風による四国地方の一般被害は、死者4名、行方不明者3名、負傷者45名、住家全壊8棟、半壊23棟、一部損壊639棟、床上浸水8,842棟、床下浸水15,108棟(消防庁調べ:9月15日現在)となった。